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過去の夢 君覚めれども私はいない 悲しやは悲し 嬉しやも悲し 一球で勝敗分かれし甲子園
         白球入魂 夏すぎてゆく


初出場初勝利初優勝 一校一度一生一度


日焼けした顔に流るる汗 涙
       見る我までも手に汗 涙

 ....
われ先にわれこそ先にと同じ日に蒔かれた姉妹の朝顔の咲く


狩りそして狩られることの無き国の王女の不在のごとき静けさ


水中を沈みゆくバス、運転手、乗客らみなほほえむ夏日


コン ....
{引用=夕立は魚にだって動揺です必ず終わりのときが来るから}



{引用=031:盗}
ひかりならせかいきらきらあふれてる盗人まじりの煙草潰して


{引用=032:乾電池}
乾電 ....
恋を知り少女がひとり懐かしむ灰をかぶった安寧の日々


階段の踊り場の恋は吊り橋の上の恋よりまことしやかに


12時で魔法は解けて ここからは本気であなたを落としにかかる


ラン ....
からんころん 慣れぬ下駄はき参道を
          ふたり腕組み 初めての夏越


水あそび はじける笑顔 子供らの
          足もと日差しに照らされ{ルビ七色=なないろ}
 ....
追いたいと思う心理を知り尽くし残り香すらも残さぬウサギ


いつもはね慎み深い私なの 貴方は特別“私を食べて”


「首を切れ!!」怒鳴るクィーン黙々と従うスペード恋は盲目


30 ....
今は亡き母の姿を求めては
     会いたし会いたしと 老いた我が母


ミシン糸 穴に入らず{ルビ背中=せな}丸む
          祖母と似たりし横顔の母


人生は長かりし か ....
 
 母恋し
   朝げの仕度する姉は
          かまどに火をくべ 涙、乾かす



 一欠けの パンを盗んだ妹に
          ただ涙出て 拳下ろせず

 
  ....
爆弾を我が身に纏って散り果てぬそれを正義と笑わせやがる


見上げればおんなじ色のはずなのに我らの空もイラクの空も


銃口に面と向かったその時に「万歳!」なんてぜったい言えない

 ....
一点の翳りも見えぬ空の下白さを競う百合とTシャツ


軒下でチリリと唄うびーどろは風に撫でられ恋を煩う


結い上げた髪にかんざし挿してみる すこし淫らなおんなを気取る


誰がため ....
千羽鶴 この日に平和を祈りたし
         飛び立て世界へ このヒロシマから


花{ルビ抱=かか}え 父の死に場所 来てみても
        そこにあるのは ただ{ルビ碑= ....
失いし友の最期を求めつつ 
        訪ねた遺族も また 被爆者なり



ヒロシマの八時十五分 {ルビ時間=とき}止まり {ルビ六十年=むとせ}分の祈り捧ぐ




小さき ....
蝉時雨 「恋し恋し」と大合唱
       一度きりだといのちをこめて
昼、起きて ひとりぼっちの家の中
       クーラーないのに 涼しすぎるよ

ぼんやりと 宿題してる 真夜中に
       君は今頃 なにをしている?


夏休み はじめて見つ ....
紫陽花は雨ににじんで泣きぬれて色は落ちるかさらに鮮やか(色)



しゃきしゃきのサラダを作って待っているあの子の髪はストレートグリーン(サラダ)



プールサイドこげ茶の君の黄色い ....
髪のハネ 気にせず行ったスーパーで
         懐かしき人と出会い 後悔


ホタル舞い ふたりの{ルビ瞳=め}にも光うつり
            確かに感じた お互いの存在
{引用=
その日々に名前をつけてはいけないの






{引用= 021:うたた寝}
うそつきをあじわいたくて焼きたてのラスクを舌にのせてうたた寝


{引用= 022: ....
やさしさをうたうは哀しき{ルビ歌人=ひと}ゆえか 
            いたみを知りてその{ルビ歌人=ひと}を知る


眠れずに聴く子守歌は中島みゆき
            何故か重な ....
日に満ちた電車はそっと風になり火照ったほほをすりよせてゆく




夏に包まれた海の底の席で車掌が居眠りしつづけている




唇のはしからはじまる熱気にもあたたかないばら胸に ....
金魚鉢かすめる涼風の行方知ってか知らずか手招きの夏



逝く春の背中押しつつ背中からはじまるアブラゼミの{ルビ時間=いのち}よ



きみがたわむれてた波ならひとすくい両手ですくって ....
きみがさかなになる週末さしのべた指さえ背びれの端かすめゆく



「あいしてる」吐き出す泡の数かぞえ「さようなら」にも見まごう深み



すべての色が吸収され青だけが残る孤独に想いを置 ....
窓枠の内側だけがすべてなら世界も朝もはねかえすのに


目をとじたままたしかめる左側まだだいじょうぶ黎明の時


暁の別れとともにおとずれるコーヒー2杯の蒸気する朝


ペダル踏むか ....
 水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏



 砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜



 8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
ふるふると ふるえるゼリイ たよりない
裸の心 みたく重なる


今日の月 千年前も 見上げてた
いまも変わらぬ 物言わぬ月


カツ丼を ふたりで食べる いつものように
そして話題 ....
  暖かな雨に追われて迷い込み君と出会った六月の町


  徒に花びら数え占った恋の行方を君も知らない


  花は花やがて綻び散るものの定めの前に花鋏有り


  裏庭でか ....
異国の名二人の前に立ち並ぶ飛べるのならばどこでも良かった

落ちていく温度もペダルの回転も雨中の喧嘩ドラマ未遂

振り向いた先にあなたはいなくってドアも閉められ抜け殻輸送
鏡にも映らぬ自分を君が知る装飾なしの笑顔泣き顔


オレなんてアタシなんてと赤ら顔錆びた刀で不幸合戦
もう僕は死んだと思つて諦めてと置手紙の日よりゾンビとなりぬ 

親元に連れ帰されたる若ゾンビ腐肉を隠して社長になれり
若ゾンビ社長となりて夏の日の銀行回りに蝿もたかれり

ゾンビとて妻娶りた ....
少し位休んでみたらと全身を包んでくれたハチドキュウブ


スイッチのオフばっかりが見えるのは素顔なんだと思い込んだり


満足が疲労を少し追い抜いたとんだ偽善とランナーズハイ
しらいし いちみ さんの短歌おすすめリスト(124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私は過去- 短歌105-8-12
熱闘- 秋扇短歌3*05-8-11
真夏の禁猟区- 本木はじ ...短歌1505-8-11
夕立は魚にだって動揺です(題詠マラソン2005_031-04 ...- 汐見ハル短歌6*05-8-11
ガラストゥ_ガラスヒール- ソマリ短歌13*05-8-10
夏の終わり- 秋扇短歌3*05-8-8
恋色アリス- ソマリ短歌13*05-8-7
母を見つめ- 秋扇短歌6*05-8-7
戦火の子(2)- Fuji ...短歌7*05-8-6
書き殴り・アンチテロリズム- 落合朱美短歌13*05-8-6
影絵の夏- 落合朱美短歌11*05-8-6
平和ヲ祈念ス- 秋扇短歌605-8-6
八月六日、灯籠流し- 秋扇短歌9*05-8-5
夏の求婚歌_-_蝉時雨_-- 逢坂桜短歌5*05-8-5
ある年の夏休み- 逢坂桜短歌5*05-8-4
ながしそうめんリフレイン(こっそり詠題マラソン_色つきのもの ...- ふるる短歌6*05-8-4
若き日の恋- 秋扇短歌4*05-8-3
呪文みたいな日々でした(題詠マラソン2005_021-030 ...- 汐見ハル短歌505-8-3
うたいびと- 秋扇短歌6*05-8-2
あたたかないばら- はな 短歌15*05-7-21
泡立つ未来- 望月 ゆ ...短歌23*05-7-16
みなそこテラス- 望月 ゆ ...短歌8*05-6-11
それぞれの日時計- 望月 ゆ ...短歌8*05-6-6
メトロノームの夏- 望月 ゆ ...短歌37*05-5-30
今夜みたモノたち- 逢坂桜短歌4*05-5-20
紫陽花ヶ丘- 嘉野千尋短歌16*05-5-12
低速移動- ねいやん短歌3*05-4-15
- ねいやん短歌2*05-4-11
ゾンビ社長のとりとめもなく過ぎていく日々- 山田せば ...短歌505-4-9
へいれつ_ひろう- ねいやん短歌105-4-1

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