すべてのおすすめ
ひと山に切り離されし髪の毛の時の長さを横目で計る

これ以上ないってほどに慎重な手つきで髪を洗う君。その耳たぶに揺れるピアスが

リセットの仕方分からぬ不器用な私にできるひとつの手段

必 ....
噛みしめた砂に零れしひとすじの涙は見ないことにするから

震えてる広い背中が小刻みに お休みしよう強いあなたを

肩を抱くことさえできず君の部屋そっと出て行く帰路は土砂降り


雨音がか ....
カーマイン、スカーレットにマゼンタの三人の魔女空で焼かれた


瑠璃色の勿忘草はまみどりに染めたの白をあきらめたから


人魚にも羽はあったと焼け跡の肩甲骨をさわった指で


当たり ....
冷房のままで空き地に棄てられし軽トラックが消えた秋の日


足首に薔薇のいばらをくくりつけあなたはをどる秋と告げれば


ほとばしる滝の飛沫の花びらを浴びるあなたの背骨が欲しい


 ....
たぶんぼくはぐちゃぐちゃのどろどろのけつえきのかけめぐるたいないのはじけるだろう


傷口を更に深める部屋を出てぐいっとひらく赤い雨傘


ドライヤーで髪を乾かすときに目を閉じる あなたの ....
秋風が当然の{ルビ様=よ}に頬を撫で、しまっておいた想いひきだす

衣替え そろそろせねばと思うのに、また身に纏う去年の恋を

“秋”という文字が勝手に“飽き”になる変換機能がわたしにあれば
 ....
2階建て、駅徒歩5分、良物件。ふたりの日々をここで始める

とりあえず引越しソバは大事だと取り急ぎ湯を、みどりのたぬき

少しだけ心細いねまるでここ ふたり閉じ込められたかのよう

未来へ ....
秋ですね 松茸入りのお吸い物
        金木犀が優しく香る
目が覚めてまぶたばっこし腫れていた。その{ルビ嘘=わけ}繰りつつフッとため息

やりきれぬこの1日をやりきった。澄んだ夜空に微笑んで泣く

君と吾と 接続詞さえ遠ざかり、決定的な別れのにおい
 ....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています

我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
一瞬の美を知っちゃった君のする投資信託投資信託 関根悠介

☆未確認飛行物体一瞬の出来事でしたさよならでした(一瞬の) こもん

空に脚、描いて飛行す屋上で雀のなぞるわれの足跡(飛行) 守り手 ....
01.追伸。今朝はちょぴりっと寒いです。湯の温度は高めに。茶の葉より
02.うちゅうにさいたひまわりにのみこまれるでじゃぶああぁあさひがのぼる
03.(エフ ブン ノ イチ)ノ ゆらぎ ヲモツ人ヨ ....
真夜中の、窓辺凍てつく タバコ呑み ため息も混ぜ、{ルビ宙=そら}に放てば

眠れぬ夜、もてあましてる午前2時。動かない街、我はひとりか

本当は明けてく夜が怖かった。リセットされる私の孤独
 ....
彼岸華 ほっこりまるい 朱い華
       きっとその身に たましい抱いて
雷鳴にかきけされてく「さよなら」と微笑みながら消え逝く夏よ



画用紙の上でちぎれんばかり手をふるは向日葵それともきみか



欠けてゆく月も満ちてゆく月も紙一重に映す海鏡


 ....
我ひとり凛と咲きたるケイトウの立ち姿に見る揺るぎなき赤


夕焼けを映して林檎の色づいて食むる乙女の頬にうす紅


ひそやかな紅き花よと見惚れたる君のまなざし吾もまた乞う


い ....
唇が嘘をもらして震えたり 夏の終わりの蝉のようかな

強まりて心を荒らす雨音に 彼(あ)の横顔が身に降頻る

萩揺らす女(人)の鈴鳴る声を聞き 見失いたりひかれる君を
箱舟に大事なものを詰め込んでさあ逃げだそう僕らは罪人

嵐の夜沈む世界の直中でフォークを翳そう最後の晩餐

海底を覗いて沈んだ都市を見る僕らの楽園ここに終われり

暗闇を裂いて輝く星屑 ....
聞き分けがよすぎる君に甘えてる「それは嫌だ」と言ってもいいよ。

“わがままで、少しエッチでおもしろい。”君がくだした私の評価




うすぼらけ 朝日も見えぬ曇り空。私たちにはふさわし ....
煙突のけむり南にたなびいて、通り過ぎてく高速道路

「今年こそ海に行こう」と言ったのに、果たされぬまま去ってゆく夏

「七輪で秋刀魚を焼こう」と言ってから、炭さえ買わずもう3度目の秋

た ....
彼の人の 通いし道を 歩く時 
    前後左右に 研ぎ澄まし五感

六感を 頼りに来ては 天秤に 
    かけては揺らす 期待と諦め

茶柱が 幾本立てども 会えぬ日は 
    粉 ....
ラジオから 母の青春 恋の歌
        流行(ハヤリ)は無縁 かなしい恋は

「なつかしい」 「子供が言うな そんなコト」
        そろそろ似合う? いつかの夕暮れ


 ....
{引用=
文法がめちゃくちゃだから英語にはしてほしくない短歌でござる}




どうしても變態だからお魚になる直前の君とやりたい


アメイジン’グレイスの鳴る真夜中にペンから生まれ ....
嘘なんてポッキーに塗るチョコ味のクランチくらい美味しく食べる


飢えすぎて死にそうになり貯めといた嘘を食べたらその場で死んだ


笑ってよ、嘘だと分かる二秒前、嘘だと分かることに笑っ ....
わかれみち夕陽が君を支配する今日ほど夕陽を妬んだ日はない

落胆と転がる小石と空の雲蟻の巣すずめ手をつなぐ最後

焼け爛れ燃えゆく西日吸い込めばわたしに残る君は焦げるか

ままごとの続きと ....
あまがさをかまえてわたしは強くなる
銃に見立ててばばばばばばば
青いものばかりあつめた僕達の歓声あおく響いた校舎


青色が好きな僕らは青色に好かれてもいる たとえば空の


上履きを脱いで廊下も授業中 ひたひた音楽ひんやり化学


教室で停電お ....
銀の針に
雨糸通し縫い合わす
宵の衣の白さ哀しき


空揺れる
ブランコ振り子に
時忘れ
むかしと今を行きつ戻りつ


約束も出来ぬきみ待つ日も翳り
小さき溜息
風にさらわれ ....
一瞬のタイムマシーンである日付変更線を越える飛行機


あの頃は、と思い出すたび僕たちは大きな洗濯機の中まわる


気の利いた言葉浮かばづきみの笑みに複雑骨折してゆくこころ


つま ....
乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ

光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける

運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり

夕暮れに彼女の髪 ....
しらいし いちみ さんの短歌おすすめリスト(124)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
cut- 一代 歩短歌4*05-10-11
涙路- 一代 歩短歌3*05-10-10
火日- ソマリ短歌9*05-10-8
early_autumn- 本木はじ ...短歌805-10-8
殻ー(XXXI)- 本木はじ ...短歌1005-10-5
秋4首- 一代 歩短歌1*05-10-5
新居にて- 一代 歩短歌3*05-10-4
2005年10月3日- 逢坂桜短歌3*05-10-3
スローフィナーレ- 一代 歩短歌2*05-10-1
はらから/御中ではなく、言葉そのものに- 小池房枝短歌14+*05-10-1
現代詩フォーラム短歌部第二回いちごつみ歌会- ピッピ短歌605-9-27
茶の味- 美里和香 ...短歌10+*05-9-26
宵過ごし- 一代 歩短歌3*05-9-26
ひがんばな- 逢坂桜短歌6*05-9-25
夏のフィラメント_- 望月 ゆ ...短歌15*05-9-25
照葉- 落合朱美短歌14*05-9-25
悲しみ恋- 杉田蝶子短歌205-9-25
ノアの夜逃げ- ゆみ短歌305-9-24
女偏- 一代 歩短歌1*05-9-24
春夏“秋”冬- 一代 歩短歌1*05-9-23
或る道化師の一日- 唯浮短歌205-9-22
「なつかしいね」- 逢坂桜短歌5*05-9-19
ジャパニーズ・ランドスケープ- ピッピ短歌8*05-9-18
ライ- ピッピ短歌805-9-18
あいしてる_改札_わかれみち- 容子短歌905-9-16
ななさい- ゆみ短歌705-9-16
青、空、青- ソマリ短歌12*05-9-16
日々のうた- 銀猫短歌9*05-9-14
星屑ろんりねす- 本木はじ ...短歌1405-9-14
月を目指しているのはぼくのほうだった- nm6短歌705-9-13

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