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このあいだいつもの森の中を歩いていたら、突然
あ、わかったって思ったの。
森のなかで聞こえたの。
{引用=いきているうちなら、なんでもできるよ}
ことばがたましいにちょくせつひびいたようだった ....
あなたとだから
おんなのこどうし
わたしたちの休日

オンナでいるのも楽しいけど
あなたといると
片思いが趣味だったころの
おんなのこ
に戻りたくなる

ガーベラはピンク
ケーキ ....
何があっても離さない
手を離さない
堅く約束する声が
一晩中 木霊して
待合室に消えた

内股で歩く癖がついた

堅く口を結ぶのを忘れた

立ち小便が上手になった

放 ....
自己紹介のとき、
オート三輪の詩を募集してます
いい詩がたくさん集まったら
詩集に編んで
刊行したいと思ってますと言った

オート三輪の、
存在自体を知らない人も多くなり
いま ....
お茶をいれましょう
このひとときが素敵

緑の森を連れてくる葉っぱに
深呼吸

ヒトハダよりも フタハダの
温かな水で
ふたりぶん

カップは
お気に入りをひとつ ....
ミッフィーはイラストのウサギです
ミッフィーはウサギで野ウサギではありません
ミッフィーはイラストの野ウサギでなくイラストのウサギです
ミッフィーのイラストは野ウサギでなくウサギでイラストです
 ....
なくのはオヤジだ
エンキドゥ
おまえじゃない

音の届くところには
光はない

光があるところには
ことばの木が茂り
キッコロ コリララ
生まれたばかりの
声がする

 ....
何か空腹を満たすものはないかと
見上げた空は午後だ
トンビがビルの屋上で踊る


薄色の羽根が舞い散る
猛禽が食らっているのは鳩


同族の羽根の降る中
広場ではポッポーとのんきに ....
誤解を解いてはいけない
それが誤解であることを知られてはいけない
誤解は誤解のままでなくてはいけない
誰にも打ち明けてはいけない
それが誤解であることはあなた以外が知っていてはいけない ....
中学生のころ
わたしはメガネっ子でした
似合うメガネっ子ならよかったけれど
かなしいことに似合わないメガネっ子
かなしいメガネっ子

コンタクトレンズが
こわくてでもほんとに視力がわるく ....
亡くなった人の事
考える
最初に浮かぶのは
ごめんねって
言葉

いつも
いつもだ

きっと僕もいつかいくその日まで
ずっとそうだ
あなたはよく熱を出して
自分できづかないでいるので
いつも僕は
こっそりとあなたのひたいをひやす
あなたがきづかないままで
また 
まっしろな
あのベランダに 立てるように


 ....
死ぬも生きるも別れるも
みんな時刻が釘を打つ
閉じた電車のドア開けて
彼女を内緒で乗せてやる
冷たい男の腹に乗り
電車の車輪は空回り
モーターギヤ付きブレーキ掛けて
プラットフォームに降 ....
ひらがなで笑って
カタカナで怒る
漢字で宥めた
雨の中
それでは歌謡曲ではありませんかと
ミズスマシ

北から来たのが
季節風
南風ではありません
いつまでも
バカ言ってじゃない ....
今日こそはと待っていても
やっぱり届かない
あなたからのメール

けっして
がっかりしたりはしない
楽しみが明日に延びただけ

こうやって
日々を重ねてゆけば
いつのまにか
心痛 ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
さんざめき、少しずつきえてゆくあなたの目に映るとうめいなちずをてのひらでよむ。ほほにながれるなまえをさがすように、丁寧なしぐさで紐を解く。なまぬるい、あめ、がらすにぶつかるたび、視界をぬらしてゆく。な ....  かわがながれて
 うみにつくのと
 ちがながれて
 しんぞうにとどくのと
 ちきゅうにみちができて
 あたらしいちずができるのと
 のうがはったつして
 しんけいがどんどん
 の ....
 海には朽ちるということがない
 からだのなかに
 列車が走っているって
 わけのわからないことを
 あなたはいうけれど
 誰もいない
 

 きっとあふれだしている ....
なぜ 木に豆が生るのですか?

少しだけ大人になって習い事を始めるようになったある日のこと、
黄色い葉っぱの降りしきる中に硬い何かを見つけました。
くるくると指先で遊ぶ葉を見ているのが好きでし ....
長雨の続く夕刻の水溜まりに影が映ることは
ない。泥水のように濁るわけでもなく、清水
のように色も無くすべてを透過するわけでも
なく、それは雨水と呼ばれるものと酷似して
いる。事実、それ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
あっさりとひねりあげては
なぐって
またひろいあげる
泣いていました、ずっと
どうしようもなく 名づけられてしまったものを 


青いねえ

たっちゃんは確か そう言ったので ....
私の部屋の
インスタントらーめん
横目に
小指を立てて牛乳を飲んでいると
どこかで猫がぎゃあぎゃあと盛っている
へそのごまが気になってしかたない夜に
誰もいない私の部屋の
らーめんのカッ ....
すぐにでも
ちきゅうに
とけてしまいそうな
そらいろのワンピース
なんにも
さえぎらないから
かぜが
あつまってくるけど
まあ
ふんばって
うけとめるわけです
そらなんかに
な ....
折り曲げて
構造物に組み込んでいる
脚を打ち込み
腕を捻じ曲げ
小指は空を指し示す
ある人が妄想だと言うと
ある人はお父さんと叫んだ
通り過ぎていくだけの人たちの中で
街にさらされた
 ....
体温と体温が混じりあい
肌と肌の境界を失うように
わたしとあなたも、また
いつしか混じりあうのだろうか
それとも、また
いつまでも失い続けるのだろうか

熱的終焉の果て
触れあうこ ....
左足が捨てられた砂浜
ずっと目を合わせられなかった砂浜
砂浜を演じていた砂浜
腐らない写真を捨てた日
うしろめたさが熱い砂浜

足音が引きずられる地瀝青
焦げた靴にうんざりした人の
叫 ....
ねえ 南十字星ってどれですか
と恋をしていた
空はあんまり星だらけだったので
はたして
その星をあなたが知っていたのか
わたしは知らない
し、
知らなくてよかった



白線を
 ....
中吊り広告といっしょに
垂れ下がっているおじさんの
大きなあくび
ふと 幸せそう
なんて

風景が揺れて
どこからともなく
空き缶がからころと
わたしの足許に転がってきましたが
ど ....
tonpekepさんの未詩・独白おすすめリスト(108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
森で聞こえたの- 未詩・独白4*05-10-3
わたしたちの休日- 未詩・独白6*05-10-2
切断- あおば未詩・独白3*05-10-2
∑(´д`;- あおば未詩・独白2*05-10-2
ティー・タイム- 未詩・独白6*05-10-1
ひそやかにミッフィー- いとう未詩・独白13*05-9-29
エンキドゥが泣いている- あおば未詩・独白4*05-9-27
鳩降る広場で- たりぽん ...未詩・独白5*05-9-27
呪文- Monk未詩・独白2105-9-27
めんこい。- 未詩・独白13*05-9-27
echo- とうどう ...未詩・独白12*05-9-27
平熱の朝- はな 未詩・独白18*05-9-26
電車のお客- あおば未詩・独白3*05-9-17
隙間風- あおば未詩・独白3*05-9-16
誤算- フォマル ...未詩・独白15*05-9-16
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
ファーストキス- はな 未詩・独白10*05-9-6
わんだぁ- 石川未詩・独白805-9-4
無題- 石川未詩・独白905-9-4
ぎんなん- ひより未詩・独白9*05-8-31
傘と白い手- いとう未詩・独白17*05-8-31
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
晴れた朝_泳ぐ- はな 未詩・独白12*05-8-9
肖像(五)- 前方後円 ...未詩・独白205-8-7
肖像(四)- 前方後円 ...未詩・独白505-8-4
肖像(三)- 前方後円 ...未詩・独白305-8-3
エントロピーの黄昏- いとう未詩・独白11*05-8-3
肖像(二)- 前方後円 ...未詩・独白405-7-30
夏の影- フユナ未詩・独白11*05-7-29
肖像(一)- 前方後円 ...未詩・独白405-7-28

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