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明かりの消えた教室で、
ひとりふたりと、
席につく。

学籍のないぼくたちは、
幽霊みたいにゆらいでて、
いつも不安で不安定。

黒板のかすれた数式は、 ....
彼がいる。
此処彼処に彼がいるので、
落ち着いて眠れない。

彼は日暮れになると満ち満ちてくる。
丑の刻を迎える頃には、
遙か彼方まで彼で満たされる。
此 ....
この向こうに、
きみへの窓があると、
そう信じていた夏。

返ってくるはずのない、
手紙を書き続けていた。











 ....
封を切った宇宙からは、
懐かしい薫りがしました。

お久しぶりです。
と、
挨拶をして、
あなたを二匙。

ゆっくり沸かし、
ふんわり注ぎます。

 ....
僕らは離れた丘に立った、
三本の木。

それぞれの丘で、
大地に根を張って、
太陽に手を伸ばしてる。

空には三つの太陽。

奴らは、
気ままに回って、
 ....
塔野夏子さんのPULL.さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_放課後の回遊魚。_」- PULL.自由詩15+*06-9-9
「_彼。_」- PULL.自由詩13*06-8-30
「_夏影薄命。_」- PULL.自由詩13*06-8-22
「_紅茶神の微睡む、_」- PULL.自由詩22*06-8-3
「_空には三つの太陽が。_」- PULL.自由詩9*05-8-23

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