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大きなわたしが眠っているあいだ

小さなわたしは岩影で待っている

大きなわたしがむっくり立ちあがると

小さなわたしは手を叩いて踊りだす

中くらいのわたしは いつも宙に浮いてい ....
生まれた時にばらまいた名前を
はしごにのぼってあつめていた
古い煉瓦に囲まれた白い街は
遠くの太陽に照らされ
すこしずつ飴色に変わった

明日を紡ぎながら飛行している風が
手をあげたわた ....
 海には朽ちるということがない
 からだのなかに
 列車が走っているって
 わけのわからないことを
 あなたはいうけれど
 誰もいない
 

 きっとあふれだしている ....
落書きは消さない
向かい風にむかって
ときおり模様を懐かしむ
みあげた空がいとおしいなら
転べ、青い獅子

記憶にとどめたい
最後の絵を抱えて    
塔野夏子さんの石川さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こすもす- 石川自由詩206-2-21
ひかる声- 石川未詩・独白106-2-21
無題- 石川未詩・独白905-9-4
描く- 石川自由詩1005-9-4

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