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サンボマスターの山口隆は、『そのぬくもりに用がある』のMCで、「言葉にならないからギターを弾くわけですよ!」と叫ぶ。この叫びを突きつけられたとき、思わず立ち竦んでしまった。そして、立ち竦んでしまった ....
公園には
人の影だけが
無数に灼きついていて
それを線で結んで
陣地を奪いあう
そんなゲームが
子どもたちの間で大ブームだ
大人たちも
同じように
無数に灼きついた人の影を
....
ギターの弦を
思いっきり緩めて
今日が明日に変わる瞬間の
その境界線上に
そっと置いてみな
弦を弾くと
その揺らぎが
その振動が
今日と明日の境界線を
ぼやけさせて
曖昧にして ....
私小説というものがほぼ死に絶え、小説はエンタテイメントとして書かれ・読まれ・消費されるものになって久しい。それに対して、詩というものは、未だに“私詩”とでも呼ぶべきものが大半を占めているように思える。 ....
七月 街は 熱帯雨林になった
そして 彼女は 服を脱ぎ捨てて
見事なフォームで 泳いでいった
鮮やかに 滴り落ちる 七月
地下鉄の窓から見上げる
ホームの蛍光灯
チラつく光線に浮かび上がる
揺れながら滲む影
たまらなく不安にさせる構図
今日が何曜日だとか
今が何時だとか
ここが何処だとか
おれが誰だとか
....
たとえば
この曲をきみのために捧げたとして
いったいそれに
どんな意味があるというのだろう
おれは
もはや ただの亡霊
朽ち果てていくだけの運命
白鳥の視た束の間の夢の中で
歪 ....
雨粒が落ちるのとほぼ同じスピードで
わたしも落ちていっている
雨粒とわたしの相対的な速度は
限りなくゼロに近く
わたしの周りで静止した無数の雨粒は
刹那と永劫の境界線上に
ありえないバラン ....
耳の奥でずっと鳴り響いている低い音に
3度上のハーモニーをハミングで奏でてみた
上空を飛び去っていくジェット機の爆音は5度上
あいつがここにいたらきっとあたりまえのように
いかしたメロディを口 ....
ナイフはきれいだからこそ
心の中にしまっておくんだ
壁に貼られた黄ばんだポスターの中で
彼は永遠に身悶えしている
20年以上も前に
この世を去ったロックスター
天才的というよりも
悪魔的なテクニックの持ち主でありながら
彼の中には
彼 ....
黄金の蜜蜂が架空のゴシック建築を描いて飛翔するある夜明けの実
験室で彼女は頭蓋骨の中にひとつの王国を築くホルマリン漬けのギ
リシャ彫刻が語る月の犬の伝説はセメントに塗り込められた落下す
る九番目 ....
塔野夏子さんの大覚アキラさんおすすめリスト
(12)
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言葉を超えた領域に向けて言葉を放ち続けるのだ
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大覚アキ ...
散文(批評 ...
11
06-6-20
パーク
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大覚アキ ...
自由詩
2
06-3-20
濁流
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大覚アキ ...
自由詩
4
05-10-13
詩と“私”を切り離せ。
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大覚アキ ...
散文(批評 ...
61*
05-7-13
七月
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大覚アキ ...
自由詩
6
05-7-1
催眠サブウェイ
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大覚アキ ...
自由詩
4
05-6-30
ファントム・オブ・ザ・パラダイス
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大覚アキ ...
自由詩
1*
05-5-20
ゼノンの雨粒
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大覚アキ ...
自由詩
5*
05-4-20
クレイジー・ダイヤモンド
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大覚アキ ...
自由詩
2
05-4-15
ナイフ
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大覚アキ ...
自由詩
6
05-4-7
ピンナップロックスター
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大覚アキ ...
自由詩
4
05-3-18
至福千年
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大覚アキ ...
自由詩
4
05-2-24
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