すべてのおすすめ
   くたびれてしまったコップが
   くたびれてしまった自分に
   ごくごく水を流している
   水道の蛇口が爆発するくらい
   くたびれているのだ
   ごくごく水を飲んでい ....
一匹で眠れない犬が
夜中に泣くので
布団を運んできて
傍らに寝た

エアコンは
電気代がかかるので消す
モーターにも
休んでもらおう

犬は
私の寝顔を時々確認して
首を床につ ....
動いてはまたもとの視線へ還っていた

そしていつかがらんとなった
そうなんだ
不思議と体の部位だけ
乳白のマニキュアの指先だったり
下唇のそりかえった膨らみだったり
追いかけてみると
暗闇になった
そうして砂漠さ
暑くはない
砂漠はやっぱり暑くないと ....
コーヒーと洗剤、カップラーメンを3個あの人と生きる為のここんとこ
うちには冷蔵庫がない

耕したままの畑にちょこんと寄り添うてみれば
お前らの生活には根ざしたものがない、と
お偉方の批判
 ....
どっちなんだろう

俺はわからないと友達に言いたい

携帯電話のメールで『ぜんぜんわからない』とメールでスカイメールでせかいの全員に返信

メールでスカイメールで、全員に。せかいに。

 ....
矢野顕子を口ずさみながら
ヒールのコツコツの月を
連れて帰る

つらい分だけ吐き出した
あなたは楽になっただろうか
つらい分だけ黙り込んだ
私はどこへゆくのだろうか

もう二度と ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
ストーン・サークルは僕が築いた
まだ北海道がサハリンとつながっていて
その向こうでシベリアと地続きの頃から ずっと


木は朽ちる 鉄は錆びる 文明は廃れる
人は死ぬ
あらゆるものが僕を ....
うちには
おとなと
こどもと
インドホシガメと
魚がたくさんと
植物が
住んでる

あと、死んだものが
たくさん

死んだものはわたしが
清潔で明るいキッチンで
ばしばし料理 ....
眠っている
こいびとの背中に
字を書く
油性マジックで
大きく書く

わたしの名前を書く
そっと書く

忘れられてもいい
あした
もう
ここへ
帰ってこなくても

背中に ....
喉から手が出そうな日
何回もトイレに行かないと
間に合わない

朝はバスで
吐いたから
こっそり隠していた
服に
着替える

どうしてこんなに
空が
きれいなのかなあ

わ ....
世界の外側は
ただのプラスチック
だから何も
心配することは
ないんだよ

光を浴びて
ミジンコが増えて
バクテリアが増えて
小さな魚も
小さなエビも
小さなタニシも
みんな笑 ....
私たち詩人はやさしくあろう
親や主治医や批評家や神に対しても
大きな視野とココロでもってやさしく接そう
確かに少年の言うとおりに親たちは何もわかっていないんだ
ほとんど我侭で宇宙人みたい ....
これ以上
大人になったら

何日か 一緒に暮らしましょう
あなたも 生きますように
美しい光景を ますます 見ることができますように
ものに 執着しませんように
砂。家を出てすぐの砂に 赤い砂を見つけられますように
それらの色が 自分を安心させる色だ ....
おい
ちょっと一発殴らせろ
おい
そこのキミよ
そしてついでに
オレの彼女になってください
あとこれ
あくまでもついでですが
オレの彼女になってください
オレもう一人ぼっちにあき ....
大覚アキラさんの未詩・独白おすすめリスト(48)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
草間弥生なら分かってくれるだろうか- 天野茂典未詩・独白305-2-24
犬悪- 蒼木りん未詩・独白4*05-2-19
ひかり- 高橋正英未詩・独白305-2-10
スノーマン- バンブー ...未詩・独白305-2-5
こわい日々にはお花を塗って- 山内緋呂 ...未詩・独白404-11-14
ダブルスタッカート- 馬野ミキ未詩・独白8*04-11-4
うさぎラーメン- 石畑由紀 ...未詩・独白1404-9-24
けだもの- いとう未詩・独白29*04-9-15
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
エピタフ- クリ未詩・独白3*04-7-1
清潔で明るいところ- チアーヌ未詩・独白804-4-8
油性マジックで- チアーヌ未詩・独白8*04-4-4
喉から手が出そうな日- チアーヌ未詩・独白504-4-1
ビオトープ- チアーヌ未詩・独白404-4-1
朗読用テクスト_未完成交響詩_第17楽章「詩人のやさしさにつ ...- 馬野ミキ未詩・独白604-3-29
欲情(声に出して読んでください)- 山内緋呂 ...未詩・独白1503-10-17
ガーベラ- 山内緋呂 ...未詩・独白503-8-11
おい- EnoG ...未詩・独白303-7-24

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