秋の詩と

冬の詩を集めて

詩集を作る




何故だろう

思っていたより

暖かい
雪が
自由にしてくれると言うの
で歩き出すと

なみだが

サクサク落ち

みみやはながぼとぼと落ち

ゆびなどもぽろぽろぽろぽろ落ちて

振り返ると
うでもあしも全部
 ....

JR京都駅を出て京都タワーを見ると
不思議と
僕は中学のころを思い出す

修学旅行で歩く京都は
当時の僕にとっては
ただの都会でしかなかった
嵐山・新京極で
外人が売る
謎のア ....
ないてしまうかと おもった
きみは よぞらを みあげて
あれは リゲル
あれは べテルギウス
そんなに きれいな めで
とおく とおく あるものに
そらを すかして うちゅうを みてる ....
ロボットの僕は恋をした
街中の人が笑う
彼女も笑う
「プログラムさ」
誰かが笑う

目から汁が出たい
それでも僕は恋をしたんだ
目から汁が出る そんな
プログラムが欲しい
でも 僕 ....
現実を求めながら夜を歩いた

そこかしこに散らばるそれに
触れてはみるものの

まるで伝わってこない

思考の淵をさまよって
一人 呆然として

目の前にあるコップが
つか ....
無職のくせに
街を歩き回ると
警官に職務質問され
無職と答えると
「おれも」と答える
言葉は引き金
テキサスの銃撃戦
サボテンは乾いている
ぼくたちはとげとげして
ただひきこもり
 ....
僕・・・僕ね、この鼻をさ、リリィにあげちゃうよ。
リリィ、君はまだ生きてるかな。

リリィは鼻は持っていなかったけど、
火薬のにおいをしっかり嗅ぐことができた。

愛してるって何度も繰り返 ....
痛みが残したものに
少しずつ慣れて
平気と笑って
隠す胸の傷
指先でたどる
消せない色々

転がりながら
散り散りになる絆
行き場所を求め
彷徨い続ける僕ら
雑踏にまぎれて
ビ ....
でんちがきれた。

はやく じゅうでんしなくちゃ たいへんだ

だけど でんちがない 

さがしてもさがしても ないんだ 

でんちがないと ぼくはうごけないのに

いつも ち ....
ただ真っ直ぐあるだけの一本道で、僕はどうしてか迷ってしまった。 夜の押し迫る、今は冬。 父さんの手帳を見たら
僕のことが書いてあった

最初のページには、可愛い息子だと
少しめくると、やんちゃな息子だと
ぱらぱらめっくってみる

良くできた息子
にくたらしい息子
困った ....
あたま かわいてます

おさらをのせた かっぱです

とうぜん こうらも あります

こうらのなかは ひみつです

みっともなくて はずかしいものが

いっぱい

おもたすぎて ....
決めた

今日
君以外の事
しない

君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る

今日

君以外の事
しない
やいライオン! お前の牙を抜いてやろう
するどい爪が残っていても
噛み砕く牙は無い
さぁ どうする!

ここはサバンナだ
乾いた空と乾いた大地に
ガゼルやらシマウマやらは群れている

 ....
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで
知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って

本当に優しい人など
いやしないから
正確には「フィカス・ベンジャミナ」といいます

日光を好むので窓際に置いてあげてください

冬場は室内に置いてあげてください

水をあげすぎると枯れてしまいます

たまに肥料をあげてく ....
僕の家には絵の具がない

だから
絵を描きたくなったら
煙草の灰を水でとかす

その色は黒ではなく
少し茶色がかっていて
乾くほどに色を変え
ほのかな光沢をおびてゆく

筆を使わ ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
あの人は頭にツノがありました
ある日
頭にツノがあって大変ですね
と言うと
あなたはツノがなくて大変ですね
そう答えました
あれを初恋と呼んでいいものか
今でも戸惑います
ただ、あ ....
何気ない日々が淡々と過ぎていく
何をしていても
何もしていなくても
そんなことは知っているのに
私は悲しみを持て余すばかりで

いつもは無口なあの人が
今日はよく笑っていた
野に咲いた ....
松井のバットが鋭い弧を描き完璧にとらえた真ん中高めストレート
力強くどこまでも飛んでいく青い青い雲ひとつない空
見上げる僕等は有象無象の歓声の渦僕はその点景
ボールの赤い縫い目は僕等の夢白地につ ....
何故戦争をするのか
あたまがわるいからだ
つまり人間が、起ってほしくないことについてばかり考えているからだ
創造しなくなった

日和見は全員銃を持つ
日本男児はアジアの幼女をレイプ ....
1.

鏡の中の僕が
いつまでも笑わないので

仕方なく
こっちが笑ってみたら

とたんに笑いやがった


2.

山の向こうは
雪が降っているらしい

今汽車に乗れば ....
Tsu-Yoさんのおすすめリスト(295)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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