すべてのおすすめ
あり
今日は水を飲む
あり
バイキンで足が甘い
あり
あられもなく裸だ
あり
もどかしい心臓の歌を聞いて
あり
産んでいる左手
倦んでいる右手
行列する頭
....
道の端っこを歩くと落ちるよ地球が丸いなんて思ってるんだから君は
捨て台詞とは多分思わないんだろう勝負に勝った君はくるくると足を回していたから
それからの僕は度々地球は丸くない事にして用心深くにじに ....
火災報知器が鳴った
火事です
病院が燃えています
患者はベッドから起きられません
みるみる火は燃えあがります
起き上がって逃げてゆくものも
その場にへたり ....
毎日、目覚めの悪い朝と
目覚めの良い朝が交互にやって来る
なのに私はいつも
何も知らなかったかのように
それを迎え
目覚めの悪い朝
関節の痛む朝
カーディガンの袖口から手は無い
昨 ....
わたし、
抱いて欲しかったの
本当は神のことも
未来のことも
どうだってよかったの
神の子であるあなたに喜んでもらえればそれでよかったの
わたし、
一生懸命だった
お世話ができて
....
くるくるくるくるくる
踊ってやる
くるくるくるる
80になったって くるくるくるくるる
ぱくぱくぱくぱくぱく
食ってやる
ぱくぱくぱくく
80になったって ぱくぱくぱくぱくぱく
....
I wanna be a good friend
I wanna be a good friend
I wanna be a good friend
I wanna be a g ....
お
面が取れそうでした
鶴を飛ぶの?
南下しなきゃね
だいぶ南下
tulululululu ....
「王様の耳はロバの耳!」
穴に叫ぶ青年の人形の後ろにある青空は偽物なのだが
良く出来ていて青空を一枚剥がせば
愛を誓う少女が1人に黒豹の紳士が1匹
その後ろの窓からは
愛のキュー ....
蝶が飛んでいます 赤い空いっぱい
アタシは花で蝶に襲われて食い尽くされて
もうオシマイの唄なのです
黙って聴いています 蝶の中
アタシは蝶々です
月を目指してアタシは逝きます
....
「飲み終わった愛は お持ち帰り下さい」
オーストラリアでは
年老いた羊と
同じ目線で会話が楽しい
決めた
遅いパンダにする
人差し指で
撃つのは
違う?
ええ違わない
地球の端から端へ
バンジージャンプの ....
市立病院の待合室には
老若男女、多くのひとが待っていて
呼ばれた名前と引き換えに
番号札をいただけることになっている
わたしの名前の代わりに
渡された番号というデジタルデー ....
しれつな戦い
第三コーナーの男
うっかり
右足がこぼれた
ひっくり返って回転して
しぶき
あげて
しぶりだす前足
しぼりだす詐欺師
「ちょっと!よだれよだれ!」
黙れ
....
ええ詩をかくこと?
決まっとるやないか
不幸か幸福か極めてる時なんじゃあほんだら
って おじちゃんは昔思てたんよ
でもあれやな
ほんとは ぼんやりしてる時やな
お湯が沸くんを待ってる時 ....
[一階の収納の他にも]
揺り椅子を二階まで運んでくる昔の爺。
じゃあ捨てて。
[部屋の窓が大きくて陽をよく通すなら]
こちらから透けてるとわかったのは13才頃。
部屋中央に揺り椅 ....
押入れに顔をつっこんで
ぐるりと見回したら
天井の端っこに
小さな穴ぼこがあいていました
穴ぼこの向こうは
下から見る限りでは
ただ ただ 暗闇でしたので
なんだか怖くなったぼくは
....
このうたは
ゆらゆら
かげろう
このうたは
ふあふあ
にゅうどうぐも
ぎんいろの
スプーンで
すくって
ぱくり
ぱくり
めしあがれ
おなかで
とろり
と ....
(あらあなた 見かけより ずっと吸うのね 春の夜)
彼女は胸から乳を搾り出さないのかな、と
思いながら向かいで飲んでいた女を見ていた
僕の隣 ....
スーパーには
徳用が売ってる
山ほど
入ってる
こどもが
「買って」と
騒ぐけど無視
だって
あんなの食べたら
虫歯になるよ
しかし泣かれるとヨワイ
面倒なので買い与 ....
ぼくらは電波に乗って。
つい揺れて悔いて後退るぼくの間違いも、変化する内側を訴えるきみの気まぐれも、あけすけで譲らない誰かの嘘も。電波に乗って、浮かんでは飛び交うそれらがもし、全て空気中にう ....
夜
きれた煙草を買いにコンビニにいったら
店員である友人のBが
マルボロ新しいの入ったよ
とレジ打ちしながら眼の前に立つ
ぶす・でぶの大学生らしき女を ....
あまいものがあまいまま、
あるからくるありとちがって
ぼくはあまいきみがあまいままいなくてもそばにいるよ・
ずっとずっとそばにいるよ
ずっとずっとここにいるよ
あまいものがあまいまま、
あ ....
哀しい事件の起こるたび
想像せずにいられない
あの崩れ落ちる父の母の
それが
自分だったらと
私はまだ失ったことがないから
あるべきものを
まだ失ったことがないから
....
不揃いな足音は鳩 鳩 鳩の
何かを象徴して下さることを願った赤い皴の寄る足でした
逸らした塞いだ目に耳に染み付いた 赤の皴 皴 皴に
自らの底面の砂利を明け渡す為ベンチの上面へ足を抱え上 ....
「こんな街から来たんだ。」
「そうよ、びっくりする?」
お尻の大きなエンジェルはきれいな化粧をしている。
レストランで食事をすませ、外に出る。
小さな子供が近づいて手を出す。
「GIVE ....
とある日
父と母はSEXをする
うらぶれた
障子の影で
佳き日の御縁で
迎えられた若い女性は
しかし
戸籍に入れない
「ちゃんとした
跡継ぎが産めるかど ....
左側のはたちが痛い
咀嚼するたびに じいんと痛む
甘いものばかり食べていて
気づかなかったけど
上も下も上も下も
みんな
中も外も中も外も
すべてが
ほかには何にも食べれない
二十歳 ....
すっかり深夜になった
僕は赤外線にうつるほどの体温だけで
あるこうとおもう
電気の音が重くてめまぐるしい
ほんとに
コンセントのぬけた部屋で
おおいと呼んでみても
きこえないんだ ....
やがてそれは灰に変わる 知っていたからわざと取っておいた
みせびらかすなんてとんでもないことさ
その本も人形も報道向けにわざと配置しておいたんだよ
例えばそれを星に例えてみよう
星 ....
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