午前に怒り狂った、
土砂降り雨の冠水が、
いつの間にか、すべて夏空へと蒸発していて、
まる顔の笑顔のようにふくらんだ、入道雲がたくさん湧き出ている、
けっきょく、お天気が一番のお天気屋さん、
 ....
れいん
誘うレイン
夜陰
トレイン
道連れに
走り続け
夜明け
に至り
民家の庭先
をも襲い
走り続け
降り続ける
悲惨の飛散し
続け尚も死を、齎し

しらない知らない疾 ....
編まれた愛を 起点として
この からだに 空いた穴が
揺れてく景色を 透過する
この 人生を 描画する

街を焦がした 夕日が沈む
頬にすれた 夏風の匂い
浴びた 花火の灯り さえ そう ....
音楽はタイムマシンだと思う
聞いていた時を思い出すから

でも良い時だけではないから
注意が必要だ

詩はタイムマシンになりうるだろうか
音楽ほど強烈じゃなくても
なる部分もある

 ....
黙祷は
鐘の音

1945
8・6
8:15
刻印は時の数字

僕の死は、
人類の知恵の粋
現代科学の結晶
14万人の命の対価

目的は
先の見えない戦争の早期終結と
阿 ....
偽りが溢れるくちびる
透明がすこし濁った
盗まれたこころ細さを
噛み締めて声を抑える

牛乳を朝のむときは
いいひとになれる気がして
窓の外はしる自動車
白い息だけが溢れて
 ....
愚かな過去よ
眼を閉じよ
愚かな人よ
口を閉じよ
しゃべりたいなら
心の中でしゃべれ

この空にこそ
偉大な価値がある
わたしの夢を運んでくれるから

夢なしでは愛は成り立たない ....
蝉が鳴いていると
静けさを感じる
流れる汗が背中をつたう

夏の音がする
深い夏をかいて浮かぶ

蝉の鳴き声以外
かき消されて
どこまでも静謐が広がってゆく


{引用=
楽 ....
あがってゆく
なにもかもが知らないうちに
忍び寄って来る
そしてあがってゆく

むかしは35度を超えれば
悲鳴があがるくらい暑かった

いまは40度を超える町が
日本のそここ ....
時の海へ漕ぎだして
ふたりで過去を掬おうか
それはとても冥いのに
きんの粒子は煌めいて
さらさらさらと溢れては
懐かしい木霊を連れてくる

刻の海へ繰り出して
あなたと未来を掴もうか
 ....
あらしの日も
驟雨に叩かれた日にも
ポケットに青空があった
けっこう
風にはためいていた
青物横丁の角を曲がって
とぼとぼ歩き
名前に誘われて
{ルビ黄金=こがね}町に迷いこんだ
あ ....
心地よく身を任せよう
その音霊に

楽器同士重なり合い協調し合いながら
奏でるハーモニー
まるで寄せては返す波のように心を揺らしては
夢想の世界へと連れ去ってしまう

ゆったりと時を ....
丈夫な麻の暗幕
交友録の入った書架
最善策だけ入れた鞄に
繊細なガラスの時計

灰皿自身の大事な気持ち
プラスチックの椅子に
腰かけて
カモになる予定の僕
視界いっぱいに地雷!地 ....
 
 文学的なにおいするから

 初夏が好きなのにさ

 もう真夏じゃん

 やってらんないよ

 蝉はわんわんうるさいし

 図書館から汗だくになって帰ってきて

 クーラ ....
それでもまだ罰が必要だと思っている。動けない、歩けない過去の手足のために、どれだけ細い鞭を振えばいいだろう。開いた目に映らない現実・事実の流れていく速度に。
意味・明日や、ままならない思考の取り出し ....
{ルビ屑屑=せつせつ}と自慰に耽る{ルビ雌雄同体=アンドロギユヌス}。
{ルビ人葬所=ひとはふりど}にて快楽を刺青するわたくし、わたくしは
──溶けてどろどろになる蝸牛。*

さもありな ....
窓ガラスに

雨垂れと

蝸牛

頬伝う

私の涙と

あなたの指
・・・無音の荒れ地から、

地球の景観は むごたらしいほどの壮麗な美しさ
海と雲のコントラスト
星の陰 マイナス170度の砂は、
手の届かない 蒼い海を懐かしむ

月は人を受け入れ
 ....
瓦をこじんまりにしてさえ
桜はまだ冷凍しており
叢を手分けして切り捌いても
漁師の足もとにも及ばず
だからとて裁判を穿けば
そこらじゅうが泥だらけに成る

まだ紫陽花か
愛されたもう小 ....
最善の選択

既に調べ尽くしたけど、その選択だと何度シミュレーションしてもASIを破壊するレジスタンスとの闘いになるんだよねー

初戦は机上の空論、今のうちにわかりやすい?
別のアプローチで ....
 

奈落なんか知らないし
記憶なんて知らないし

ふたりはただ昇天してから落ちるだけ

ワンピースを翼のようにはためかせ
ふたり何処へ向かっているんだろうね

ただ落ちてるだ ....
勝手のうえに
勝手をこぼしてたら
「それをじぶんに言われてたら
どう思う」という矢印が向いて
ハッと
黙ってしまった

おむつなどを買いに走り
熱り疲れた頭で
排尿日誌がいるか、とか ....
 朝の一杯にホットコーヒー

 今日の行動予定を整理する

 アイスもいいけどやっぱりホット

 ニュースで世間の出来事をチェックする

 電車遅延がないことでホットする

  ....
夢の靴底が踏んで行くありふれた風景
地球は派手な{ルビ風景=けしき}に満ちてるが
都市の風景は今 お決まりの景色で{ルビ闌=たけなわ}だ
欲望の灼熱が どんなに道路を覆っても。

小さなエア ....
 空が青い
 一車線道路の縁石で
 鎮座ますコーヒーの空き缶は
 吹きつける生ぬるい風に
 耐えている

 一枚の白紙のような
 灼熱の路面に立っていると
 なにも見えなくなって
 ....
日ばかりで 
葉がみえない

三ツ矢サイダー塩素のプール

麦わら帽子はどこ
探している

霧積まで
百日紅のみち

消費期限ぎれの
サクマドロップスの山を
走っていた
 ....
悲しみをキャットウォークと喩えた日
奈落へ堕ちたい煌めき舞う風
六本木ヒルズがまさに爆誕した年に
私は産まれた
青い風が吹いていたという
赤い砂が舞っていたという
産まれ落ちたた直後から
鮮やかな記憶が残っている
なにものも許せないという
曲がらない ....
月が歌を唄ってる
安らかな慈悲に満ちた
それでいて微かな哀しみの滲む唄
優しいひかりは影を揺らし
遥かな大地へと続く

 ひかり ひかり ひかり
爆発し散らばって
わたし金平糖になって ....
ガス燈の灯る、
光の街は
地図にない
ヴィヨンの橋影が
夜の流れに
揺らめいている

街行く人も
名を伏せた仮面のまま、
濡れた石畳の道を
忙しく
通り過ぎた

裏通りの女も ....
降墨睨白島(furusumi geihakutou)さんのおすすめリスト(79)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
降水量- 本田憲嵩自由詩425-8-7
楔──裏- ひだかた ...自由詩425-8-7
例になっていく- みぎめ  ...自由詩4*25-8-7
time_machine- sonano自由詩425-8-7
_Little_boy_- 月乃 猫自由詩1125-8-7
金魚- 秋葉竹自由詩425-8-7
俗なる散文よ、幸せなる詩よ- 杉原詠二 ...自由詩4*25-8-6
蝉と静謐- 自由詩9*25-8-6
爆暑- 秋葉竹自由詩425-8-6
X(Twitter)、の詩- りつ自由詩7*25-8-6
青物横丁を抜けて- 室町 礼自由詩625-8-6
音霊- 栗栖真理 ...自由詩425-8-6
未明の開放- 竜門勇気自由詩525-8-5
焦るぐでたま- おやすみ自由詩325-8-5
メモ- はるな散文(批評 ...225-8-5
自瀆する蝸牛。- 田中宏輔自由詩9*25-8-4
蝸牛。- 田中宏輔自由詩10*25-8-4
3001- 月乃 猫自由詩12*25-8-4
気高きぽく- 林 理仁自由詩725-8-3
最善の選択- 足立らど ...自由詩225-8-3
ワンピース- 秋葉竹自由詩425-8-3
布団- 唐草フウ自由詩16*25-8-3
ほっとコーヒー- 佐白光自由詩625-8-3
人類の日記- ハァモニ ...自由詩5*25-8-2
酷暑(即興詩)- リリー自由詩18*25-8-2
百日紅- wc自由詩12*25-8-2
猫じゃなく- 秋葉竹短歌125-8-2
わがままな夢- 秋葉竹自由詩325-8-2
月の唄- りつ自由詩2*25-8-1
ヴィヨンの橋影- atsuchan69自由詩23*25-8-1

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