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風はゆふぐれの懐かしさを湛えていた
《ア》と《オ》の螺旋が交差し争って
辺りは静に満ちていた

みみのあな

鼓膜を突き刺すくらいキンと痛い

酔いどれ月が
小石となって
ばらばら ....
わたしたちは
《お仕舞い》の話をした

悲しくて
寂しくて
涙が出て驚いた

(腹の底に、まだこんな未練が残っていたのか…)

心底
驚いた


それは
履き心地の良い履き ....
花野誉さんのりつさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
火群- りつ自由詩3*25-6-25
愛情- りつ自由詩4*25-6-22

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