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春のぬるむ日
路地の軒先に咲く
沈丁花の香り

小さな花がたくさん付いて
ふわりと香る艷やかさ

焚きしめた香は好みかえ
そんな問いを空想する

ええ、ええ、
美しい香りですとも ....
ふわふわの気持ち
あったかくて
やわらかい

手を握って
歩くのも
お互いの歩幅合わせて
時々くるくるよそ見して
置いていくよと
引っ張る手

待っていてくれる
待っている
 ....
あつさにあてられて
からからに乾いて枯れていく


色んな人と交わり
同じ空間を囲んで
色んな話をしたり
時には
脛を合わせて囁いたり
口づけしたり
皮膜一枚の温もりに
互いを重 ....
喧嘩した翌日に
何の言葉も交わさず
倒れて入院し亡骸と
なって帰って来た、
胸はまだ命の温もり
を抱えていた
生きた残火で膨れて
跳ねて行きそうな体
大きな体躯を入れて
抑える棺桶は ....
まだまだ寒いのに
君は咲いたんだね
小枝のように細くても
桃色の顔が映えて可愛らしい

小さな苗の君が
年とともに成長し
若々しい目をして
ひとつひとつ笑顔を開く
そのさまが愛おしい ....
洗濯機が開かない
開けようとすると
ダメだという
今の賃貸に暮らし始めた
戦友だもんな
おつかれさん

仕方がないから
コインランドリーで
入れて洗うだけなのに
恋人を待つように
 ....
縁起の良い夢も
楽しい夢も
起きた途端に分からなくなる
蒸発するように
見た夢が思い出せなくて
面白かったと思いが数分続いても
続きが見たくても
思い出せないし

普段は夢を見てたの ....
少しずつ光が氷を解くとき
日は滝の苔を照らし
雫が次々に湧いて輝き出す
福寿草が開き始め
タラノキが芽吹き始めたら
厳しい冬も終わり
早春の風が吹き始める

長い冬の曇り空が
晴れや ....
冷たい雨が降り始め
帽子が濡れていく間に
霙に変わって風が吹いた

喫茶店のドアを開けて
ホットコーヒーを注文し
窓際の席でカップの温もりに
冷えた体を沈めて外を見た

暗く落ちそう ....
洗貝新さんの伊藤透雪さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
沈丁花- 伊藤透雪自由詩5*26-3-7
愛して愛してる- 伊藤透雪自由詩5*26-2-27
塩っぱい足あと- 伊藤透雪自由詩4*26-2-24
父の死と私- 伊藤透雪自由詩7*26-2-23
河津桜- 伊藤透雪自由詩13*26-2-18
洗濯機- 伊藤透雪自由詩12*26-2-15
夢は蒸発する- 伊藤透雪自由詩2*26-1-24
春待ち- 伊藤透雪自由詩4*26-1-23
ボタ雪- 伊藤透雪自由詩2*26-1-19

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