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薄暗い森林の山道、
根っこの浮き出た
凸凹の急斜面を
ひたすらに登りいく
人、人 また、人
登山服姿の後ろ背の
視える夜陰の寝床で
ひとり横たわり
耐える病魔は誰のもの
森林を縫 ....
西門に向かい
震えながら
遠去かっていく声、
知らなかった貴女の素顔露わになる
瞬間 、最早もう掴み切れずに
既に素顔の消えて
想いの残響だけ
この心を温めて呉れて
また次 ....
瞑目意識の光り輝く視界の最中に
薄っすらと次第に鮮明に
真青な海原の拡がりいく
時流の一瞬一瞬の
波打ち撓み間の広やか
過去も現在も同じ一間に
揺蕩う意識の陶然と静やか
拡がる真青な ....
胸の膨らみ
秘匿されながら
初々しく微笑んで居た
出会い頭の
貴女と云う人の 、
崩れぬ死顔よ 永遠に
とほい
自らが自らに
とほくとほくなり
いく折 、
ひとり人の抱え持つ
夜ごと寄り添う安らぎの
深く刻み込まれた
星々からの記憶の許、
いよいよ不断に
別れ離たれいく
....
モンスターの徘徊する
この夜陰、
ドアをそっと
静か大胆に開け
差し入れる足首の
ほっそり真白く美しく
あいかわらず 、
お綺麗ですね
慣れて居るから
大丈夫です
....
怒り心頭、それぞれに
それぞれのたましい
誰ものたましい
えごいすと
怒り心頭、戦い絶えず
自らの魂の為に
他者の魂
傷つけるを厭わず
他者の魂と
競うことだけ好み
勝ち負けだ ....
あゝ海が拡がった
無限の大洋、無限の揺蕩い、
水の水の水の水の
波立ちうねりざわめき囁き
巨大な静かさの懐かしい生動 、
囁きざわめきうねり波立ち
広角の意識視界の移動ゆるり弛まな ....
ぽつん ぽつん
また ぽつん
雨だれ一滴、また一滴
通り過ぎるもの、落ち響き
消え入りながら終わること無く
響き落とし増幅し
皆々方と外れ重なり
すっと音信絶える
かと想 ....
時を迎ふる浜辺に佇み 、
息する脳髄の気の出入りに
微妙な音響輪郭の手触り
時と交わりいく魂の波音
遠い過去から打ち寄せて
ぐるり未来未知から響き来る
射し込む ....
頭もたげる眠り草
脈動する脳髄に
何時しか宿る想念の
絶えず木霊し告知する
墳墓を共にひっくり返せと
☆
五月雨の
ふるふるふるへる
撹乱の 宇宙乳房よ
....
うっとりと
しずか
しずみこむ
たましい
たたみ
しんしんしん
光の柱廊の
伸びる伸びる
猛スピードで
奥へ奥へと
逆流する時間の
未来未知 ....
赦すこと
と他者に言いながら、
自らは愛する相手他者を
刺し殺そうとする・した
この自己欺瞞を軽く流す愚か者。◯
司りに従い小路をいき続け
青々とした木の葉の一枚ふわりふらり
足許に着地し揺蕩いながら懐いてくる
苦しく狂い乱れる流浪の時を終え
止まるべくもない時の留まるに此処
ゆっくりゆくり裂け開く ....
寄る辺なき一本の傘をしっかりと差し
冬空の透きとほる青をわたりゆく者の魂
都会の地にたおやかな会釈の影をおとした
忙しく行き交う人々の誰一人として足を留めることなく
影は寄る辺なき余韻を残しな ....
ひとしずく また ひとしずく
ごとに消えていく から
滲み入り沸き立つ想い
もう底の其処まで底から此処まで
この喪失の想いを何処で識ったのか
失われていく時間と
対峙を強いられ露わになった ....
コンクリートとアスファルトの
硬直し冷え切った空気を掻き分け
人混みの喧騒の渦中に呑まれ
肉の花弁が押し開く
様々な異臭を嗅ぎながら
まるく濡れそぼった私の魂、
身を振り絞り振り払い
外 ....
今朝はとても冷えるから
立ち食いそば屋に立ち寄って
月見でもしながら喰い温ったまり
そろそろ そろそろと出掛けるか
(お婆さんの雨傘が
眼前でとても低く揺れて居る
顔は傾き僅かに覗き ....
ゆっくり流れ動く蒼天の冷気の
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との正しき協和音を形造り
寝そべる牛の駆け抜ける獅子の飛翔する鷲の
人と共に進化する途の高ぶりを鎮め掃き清める
....
今宵の月光の柔らかな白銀の拡がり 、
周辺に無数の星を散りばめ輝かせ
不協和音の地上の呻き聴き取り
協和音の天上へ誘う契機与え
られながらも
同仕様もないこの苦痛、
この ....
自らの
肉の終わり
見切った上で
歌い書き表さぬば、
それ、タマシイの詩書き人に在らずと。
あゝ私の記憶と云う、
奥深き畝溝から飛び立つ
銀の鱗粉の輝き羽ばたき
密やか途絶えることなく
燃え盛る意識の原野に
色付く豊潤な響きの渦 、
ビートを刻み垂直の流出の
次第輪郭を ....
ゆるりと白雲の流れ、
一拍、一呼吸置き
ふと見上げたら
もう消えて
自らの意志を行使した
冬空の青だけ厳めしく
冷える人の肉身を見下ろして居る
仕方なく手打ちを二 ....
下に在るものは上にも在るように
上に在るものは下にも在るように
哀しみの雨は今日も降り続け
貴女との電話は繋がらず
今日もまた哀しみの静かさに
死んだ後に在るものは生まれる前にも在る ....
あおい青い大空がひろやか広がり
ふとよろりお爺さんが眼前を過る
あんれ、まあ 不思議なこと、
外出したとたん待ち合わせた様に
連日二日見た禿頭痩身の背の高いお爺さんが
眼前を歩むのだ ....
肉身として
先ず在るこの私は 、
〉寒いねぇ、寒くなって来たねぇ〈
と身近な友に話し掛けながら も、
光の意識 、瞑目すれば
最早意識の内を常に不断に
自ずと光り輝かせる私
....
さらさささ さらさささ
盛んな緑葉の群れ踊り、
受ける光を掻き混ぜて
風を受けて風流し
時空連続の体を為し
さらさささ さらさささ
留まることを知りません
あの子は深い思い遣りに
....
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか
あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ....
白銀の輝き無数
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
不規則に円周辿り巡り
打ち叩きながら息し生き
この夜を前に佇む静かさに
意識視界の深き処に
自らの在るを創造ス ....
外に夜忍び寄り
内に明かり灯り
光帯び細途伸びて
涼やかな風、
すーっと一筋
開かれた硝子戸から
瞬きすること
二度、三度
見開かれた眼に
ゆるりゆっくり
時の留ま ....
森田拓也さんのひだかたけしさんおすすめリスト
(95)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
今朝の素描
-
ひだかた ...
自由詩
8*
25-6-14
放課後の声
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-6-14
時の裂開、意識の変容
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-6-13
祈り
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-6-12
解き放たれる刻
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-6-12
あくまノ警告(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
4*
25-6-9
詩想、Five_Years
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-6-9
瞑目の光景
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-6-7
まほろば──入梅、夏はじめ
-
ひだかた ...
自由詩
8*
25-6-3
Every_Breaking_Wave
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-5-27
五行歌、もるひね
-
ひだかた ...
自由詩
5*
25-5-26
ㇱシ行灯
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-5-25
五行歌、GetAngry戦慄(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-11-24
小路より大路へ、そして(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-11-24
光の翅と還りゆく詩の人と*
-
ひだかた ...
自由詩
8*
24-11-23
詩想、スカーレット_魂の強度
-
ひだかた ...
自由詩
6*
24-11-22
西武池袋線、魔と魔(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6
24-11-21
日々の響き
-
ひだかた ...
自由詩
8*
24-11-20
詩想、一つの途
-
ひだかた ...
自由詩
6*
24-11-12
詩苦、四苦、、月光。〇。(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5
24-11-11
五行歌、人性の警句
-
ひだかた ...
自由詩
4*
24-11-10
歌声
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-11-10
イートインでコンタクトを
-
ひだかた ...
自由詩
4*
24-11-9
反復の強度
-
ひだかた ...
自由詩
4*
24-11-8
木枯らしの顔
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-11-7
初冬、この私は
-
ひだかた ...
自由詩
3
24-11-6
お天道様と緑葉の子ら
-
ひだかた ...
自由詩
4*
24-11-5
帰郷
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-11-3
意識の己。◯ノイズリダクション
-
ひだかた ...
自由詩
4*
24-11-1
訪れ意識に
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-10-31
1
2
3
4
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