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 I tripped in the mud on the lawn and turned around.
 I saw the fire coming out of your bedroom ....
 一篇の詩は極まれり 画布をまたひるがえすのみ無名のひとよ


 守一の猫たちどまる秋の雨いまだ降りをる窓を眺めて


 だれに口惜しき過古ありぬ ぼくら係留場の反対にゐて
 ....
    初出『パーシー・アカデミー』誌 1963年 12月号

 クウォーター・パークの酒場でめずらしく呑んでいた
 かれは室でしか呑まない男だった
 もう若くない顔で時折
 笑うそぶりを見 ....
 むかし精神病院で知り合って、
 そのまま好きになった女
 がいたんだ

 きのうの夜だ
 かの女からもらった、アイマスクと耳栓、
 どっかの宗教家がだした、『そんなとき、深呼吸』という本 ....
 午後まで晴れていたのに
 それからはずっと
 降りやがって
 いまはもうちがった肉体が
 駅を拒みつづけるのはいったい、
 どういった理由なんだ、運転手さん
 おれが待っていた、 ....
 折れた、
 夏草の茎の
 尖端から
 滴る汁、
 突然静かになった水場
 あのひとが愛の、
 愛の在処をわかっていると誤解したままで
 おれは死ぬのか
 麦を主語に従えた季節は終 ....
 叫びのない窓が額装されるまでに
 まずは県民会館で
 エッチングとして公表された
 田舎者たちにかこまれ、
 曝された色彩が
 夜ごとかれらのなかで這入って
 やがて追放された

 ....
 午前0時も半ばを過ぎて ヨット・ハーバーの周りには 黒い潮風と引き揚げられた古ボートが眠っている 白くぼやりと浮かぶのは 疲れ切って萎えた帆

 その白さに小指ほどの言葉を当てはめながら ....
陽向(2躯-30~35)さんの中田満帆さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
psycho_killer- 中田満帆自由詩224-10-8
『世界樹の断面』以後- 中田満帆短歌524-10-5
すべては無意味/アラン・マッケル=作- 中田満帆自由詩524-9-24
SETSUNA- 中田満帆自由詩324-9-22
守護天使の休息- 中田満帆自由詩224-6-27
Alone_Again_Or- 中田満帆自由詩624-4-15
窓のある風景- 中田満帆自由詩724-4-13
海(2006)- 中田満帆自由詩424-2-28

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