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弟に消しゴムを借りたら
それは人の形をしていた

手も足も頭もあって
だけれど体は白いゴムなのだった

消しゴムは今にも動き出しそうなほど
生き生きとした表情をしていたが
その ....
この世のものは何故こんなにややこしい?
ワカラナイものだらけで──────
鏡に映る自分 これが本当の自分?
認めたくないと疼くこの身体
仕方ないと片付ける度 未来へ続く旅の歩みが遅くなる
 ....
いつか日々を掴んだ時に
届けたいものがたり
ゆめうつつの中
何度でも立ち止まる

やがて色に散らかった朝がきて
君は数え切れないほど瞼を開けたり閉じたりして
突然振り返って俯き加減に笑う ....
そのひとの名は やさしげでありました 。ほっそりとやさしくあさの匂いがありました。うつくしいところに およめに いかれるでしょう。ききょうの ようなひとです。
大和なでしこというけれど わたしは ....
ガッツ星人にやられて
爆発炎上してしまったウィンダムに
ウルトラセブンは 別れのことば ひとつかけてやれなかった

次の瞬間には ウルトラセブンは闘っていたのだ
地球を侵略者の手から救う ....
また
しっぽが
挟まれた

自動ドアが
わたしのしっぽを
認めない

管理人さんが
困ったねえ
と言って
ちゃんねるを変える

新しい服を
買って
穴をあける

埋め ....
嘔吐するように
本音を晒せたら
どんなに楽だろうと
思っていても
臆病なぼくは
天を仰いで
この喉掻き毟って
声もなく
叫ぶことしか
できなくて
月のおもてを みがいたのは
ウサギではありません
神さまに供える詩を たべてしまい
途方にくれているのも
ウサギではありません
そこかしこに扉はあって

それは
いろんなところにつながっている

何気ない会話の
ほんの小さなやりとりにも
そんな扉がひそんでいるから

いつでもどこでも
特別を感じられるんだ
 ....
まなこ に にちりん

もろて に こがらし


つち の かんむり しろ こだち 



かぐわし みつ むし

たわわ の やま つき    


かぜ の ふところ  ....
むらさきいろの透明グラスは
この指に
繊細な重みを
そっと教えており

うさぎのかたちの水色細工は
ちらり、と微笑み 
おやすみのふり


壁一面には
ランプの群れがお花のか ....
俺が何人の女を抱こうと
友よ
俺は君の知っている幸せを
友よ
微塵も知らないのだ
友よ
俺が欲しいのは
友よ
少しの優しさと少しのぬくもりなのだ
友よ
君の言葉の所為で俺は死にたく ....
深海魚は市場に並ばない
だから100gごとの単価をつけられることがなく
ペットショップで一匹幾らでやりとりされることもない

古い形のサメは
グロテスクな見かけをして
自分の姿も知らないま ....
「おはよう」から始まる一日

「おやすみ」で終わる一日

たわいのない話

愚痴や泣き言

怒りや 悩み

すべてを受け入れ 必ず返信をくれる

私の落ち込んだ時のなぐさめ方  ....
じいさんが
あの世へいってからずっと
8ミリを回すと
青鬼が映る
8ミリを映写し
妻や子供との暗い部屋で
(僕だけが斜め下におり)
青鬼を見る
木や鳥居の影などに
七五三だというのに ....
今日もめぐってきた 

午後8時30分

あなたの元へと私を運ぶ最終時間

全てを捨てて・・・何度も心揺らした

「今の状態がいいんだよ」

あなたは そう言って微笑んだ

辛 ....
例えばビートルズがこの世から消え去ることはあるのだろうか

天才のピカソや鬼才のバッハが作ったものでも

知られていない人が作ったものと何が違うのだろうか?

大丈夫、あなたが作ったものは ....
僕の遺した足跡は、
遥か彼方の土地の下

君と僕が居た場所は、
誰もおぼえては居ない楽園

あの日々を思い出すのは、
僕たちだけで
あの日々を作っていたのも、
やはり僕たちだけで
 ....
真夜中のとばりに一人きり
風の音に目を覚ます
横に眠っているはずの君は
ここにはもういなかった

君は私の右腕に頭を預け
その髪の匂いに微睡んだ夏
あれからいくつもの季節が過ぎたけど
 ....
ザクセンの皇帝は狩りがお好み

きらびやかなダイヤのボタン
精密な測量機械
それらに混じって
皇帝の 
狩猟用具一式がある
獰猛なナイフ
鋭利なスティック
そしてダイヤをちりばめた  ....
つらい時とかって
やたらと下ばっかり見てしまうやん?

でも
雨がやんで虹が出てても
上見やんかったら気付かんで。

せやから
やっぱりつらくても
上見て歩かなアカンて思うわ。

 ....
伝えたいことを一息で打ち込んだら
何て書いてあるのか解らなくなった

変換キーを押すたびに
簡単なセリフが難しくなってゆく

それでも
送信する

不思議と何かを伝えた気になり
不 ....
雨が降っています
引力に引かれて。

同じ時間、地球の別のどこかでも
雨は降っているでしょう
僕には分かる筈も無いけれど
大地ならば手に取るように知る事が出来るでしょう

それは
乾 ....
残酷な優しさも
臆病な気遣いも

震えがとまらないほど
哀しいよ

排水口から
垂れ流された
こらえきれない
ぼくの寂しさは

星空の下
ドブ川を
下ってゆく
まどろむ秋に
おのれの肉体の結び目をほどけば
むかし知っていた誰かの指の細さを
思い出す

曇り空の表紙のなかを
遠くひとり旅する盆地には
生きるはずかしさに染まったわたしの
手のかた ....
屋上に登るとそこが彼の家で
夜空は曇りがちだったけれど
さそり座の鈎がどすぐろい雲間から覗いたので
東西南北は把握できた。

方角がわかっていると気分がいい。

屋上の端には手すりも柵も ....
どこにでも
約束は無いとして
真夜中で
月の沈む場所
緩やかな寝息で
どこへ落ちていく私にも
約束できる
ものは無いとして


少し
はぐれる


月の端を狙撃して
落ち ....
たぶん祈りには何の意味もなく
そんなことなど承知の上で
とうに終わった宴のあとを
涙ぐみながら眺めているのです
宴が終わっていることは知っています
でもそれを認めたくはないのです
訪ねてい ....
とてとてあるくかわいい子供を
吹雪は飲み込んでいきそうです

灰の地吹雪はそれはもう勢いで
伸ばした手も掠れさせるほどに
多分息もできなくなりましょう

下から舞い上がり降る地吹雪は
 ....
隣のカオリさんが
きりのない話をする
相手はうちの妻で
僕はこれみよがしに
ほなまた回覧板を渡すのだが
分厚い彼女達の図鑑に
埋もれてしまう
らしい

おはようはいつも新しく
 ....
ふぁんバーバーさんの自由詩おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
消しゴム- 仮名自由詩305-12-5
僕自身- いとやん自由詩105-11-21
猫の距離- 自由詩305-9-27
その人のなは_。_- すぬかん ...自由詩505-9-26
ウィンダム(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩9*05-9-23
しっぽ- 辻野克己自由詩805-9-20
切望- 水島自由詩105-9-19
そろもん(十五夜の話)- みつべえ自由詩805-9-18
どこでもポエム- ベンジャ ...自由詩10*05-9-3
みのりごと- 千波 一 ...自由詩19*05-9-3
硝子工房- 千波 一 ...自由詩23*05-8-27
- 虹村 凌自由詩3*05-8-26
羅鱶- 自由詩2*05-8-11
メール- 空 春色自由詩2*05-8-6
青鬼- コモ谷自由詩905-7-31
線路の先- 空 春色自由詩4*05-7-21
大事なものや良いものは変わらない- flame自由詩2*05-7-8
世界の隣で恋をスルー- 完食自由詩305-6-8
私の横に今いない人- 快晴自由詩11*05-5-31
こん棒と胡椒挽き- umineko自由詩2*05-5-29
虹とか- 六弦自由詩6*05-5-22
メールする- ベンジャ ...自由詩505-3-10
あめ- たいにぃ ...自由詩3*05-3-5
星空クルーズ- 043BLUE自由詩105-2-22
結び目- 青色銀河 ...自由詩3*05-2-14
オパール- 佐々宝砂自由詩205-2-11
真夜中の隅- 霜天自由詩1205-2-8
祈りの日- 大覚アキ ...自由詩605-2-6
ララウィント/歌う雪- ふく自由詩4*05-1-5
こんにちは図鑑- AB(な ...自由詩405-1-1

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