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騙されたくて朧月夜を散歩する





踏まれて香る芽紫蘇の死
 
液体化するわたし 麗らかで

春眠の教室窓から光こぼれる

米が汗をかいている

汗のようにおちる言葉
 ....
屋上に登るとそこが彼の家で
夜空は曇りがちだったけれど
さそり座の鈎がどすぐろい雲間から覗いたので
東西南北は把握できた。

方角がわかっていると気分がいい。

屋上の端には手すりも柵も ....
水埃にすっかり覆われて
ほんのすこしも
動きそうになかった
実際さわっても動かなかった

二本の前肢は
がっちりとハヤをつかまえていたが
そのハヤさえも
半ば腐っているように見えて
 ....
ふぁんバーバーさんの佐々宝砂さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
有季自由律1- 佐々宝砂俳句405-7-30
オパール- 佐々宝砂自由詩205-2-11
タガメ_(百蟲譜42)- 佐々宝砂自由詩4*04-8-8

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