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薄暮に滲んでいく
空の色、哀しいね

今日、無限の空の青
透き通り




たゆたいながら
のがれていく
あおくすきとおるそら
なにかがいる
さっきからさかんに
よぶこえは ....
煌めきの音響、
コバルトブルーの
空はうねり
貫流する
冷え切った肉に
熱、熱を感じ
意識、開く
死という無限の眼に

ただひたすらな静かさのうち、
雪降る宇宙 あり
ただ落ち着 ....
独り、
たたずむ
ベランダの先

濡れ始めた路面、
開く花の傘たち、

肉は痛んで意識、屈曲
大きく忙しく息、継ぐ

今日は雨降り、日々移り
路面に映る、現の影

透明な雨滴 ....
垂直に打ち降ろす
進行する時の裂け目、
ビートと旋律に剔抉され
あらわとなる、現となる

この瞬間、

ゾーンに入って
意識は舞台
差し出される
漆黒の壁、
開いた聖書、
その ....
無数の形象、踊る心の内

光と闇の交錯に、

夜へ夜へと入っていく 境界にて

紅く輝く花、咲いていた
森の入り口、
貴女はそれを摘み
私の小部屋に飾った

森へ森の奥へと入って ....
厳しくひとり、立って生き
優しくひらき、繋がり生き

この紺碧の空の下、

移り変わる形象に
不安定な心、歯軋りし
突っ張る肉、イラついて
活魚飛び跳ねる浜辺にて
みなぎる命の香を嗅 ....
心泳いで心泳いで
遠い村の浜辺で
銀に飛び跳ねる
無数のビンビ追い

飛び跳ねていたのは
確か、あの娘たち
銀の帯締め
天から舞い降り
浜辺に遊んだ


銀の帯締めあの娘たち
 ....
にく、しずか
いしき、おちつき

しずむ

   たましいの ふかいところ
   ものあることの ないぶへ

たましいとにくの きんこう
わたしはわたしを つかんで
しこうのうちへ ....
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
子供たちの有り余る声、

響く大地に

泉の水が溢れ出す、
泉の清水、止めどなく

それは内密な場所で起こること
それは秘められたもう一つの現実
 ....
遠くカラスが去っていく
静謐なはずのこの地が
今は揺らぎ
千の耳鳴りに
ざわめきたち

やがて夜闇が侵食する、
切断されたこの地を
それが、襲う

黄色い犬、徘徊し
黄色い犬、群 ....
隣家の灯り、
赤々点いて
車列は街道に、
長々伸び
ピエタの画像*、
あまりに重く
俺はひたすら、
横になる

燃える心臓
喰われる脳髄
憂鬱な心、逆巻く時
どれもこれも言葉遊 ....
この冷夜、
肉の激痛発作に
垂直の時間帯は破壊され

雨雨雨雨、降り降り降り

開いた聖書、白く縁取られ
漆黒の闇に浮き上がる

在るもの在るもの、
すべて濃密に
問いを発散し
 ....
葉影は優しく
金色の光彩に
濃い斑の筋を引き
森の入り口に
伸びていた
目に見えないもの、
目に見えるもの、
それぞれ同等に
照らし出す
秋の日差しが
彼女の瞳の奥に
不思議に魅 ....
静かに律動する、肉体

朝の冷気に覚醒する、意識

心はゆったり世界の像を映し出す


信号待ち、
赤ん坊を抱っこ紐で胸に支え
片手でスマホを操作する若い母親、
くっきりとした二重 ....
均衡が訪れる

肉の猛りは一時、収まり

わたしの眼は、
横たわる白い小部屋を凝視する

三次元の実在、余りに静かな

静止する時間の流れ

白壁に掛けられた
カンディンスキー ....
でっかいでっかい
かたまりが
わたしたちを
つつんでいる

わたしという響き独り
あなたという響き独り
偶さかの出逢いにて
響き合う

わたしの内は一時、
あなたに明け渡され
 ....
響きあるもの
ただあるもの
意味なき宇宙の
ただあるもの 
響きあるもの
宇宙のあるもの

響きに潜むもの
ただ在るもの
意味超え宇宙の
ただ在るもの
響きあるもの
宇宙に潜む ....
薄暗い闇のなかを
自由に躍る
漆黒の闇の切迫
予感しながら
夢はみない、
希望はない、
絶望はない、
ただ此処に留まり
この薄暗い闇の位相に、

自由に躍る



真夜中、 ....
俺はこれから
床屋へ行く

伸びすぎた髪を掻き上げる
五本の指に、
確かな熱の伝導

今日も青い青い空が包む

街は人々は光彩に躍り、

肉の激痛は未だ始まらず
俺は大地を蹴っ ....
ゆだねあかす
ときのながれに
ずんとしずみ
ふんといきる



その場に座り込み
明けた空を臨めば
今日は無気力、
と書いてある
脱力して
ふぅと息吐き
なんていうことない
 ....
痛む眼、病んだ肉体
青い空、道行く人々

街は今日に開かれ、

ぽつん、ぽつりと
言葉をあらわし

わたしは私を突き放つ、

晩秋の街並みに
繋がり起立し

深く浅く息を継ぎ ....
不安定が鼓動を刻む、

冷え切る肉が曝される、

狂いそうになり
静まり返り
狂いそうになり
白壁を凝視し

りんかくを失うわたし
実感が離れていく存在

冷えるねぇ
今夜は ....
白い途をとおって
月の光は
やって来る
ぽっかり
内部から浮かぶ
ように
ひょっこり
内部から立ち上がる
ように

しんとして、しんとして

染み渡り浸透する
肉を掻き分けて ....
層なす雲が
冷気とともに
やって来る
空の青み、
ぽっかり
空け
うっとりゆっくり
歩を進める
わたしの
透明な足を
掬っていく

宙に浮かぶように
宙を彷徨うように

 ....
船に乗る
あなたの影、
月の光に運ばれて

白々と
伸びる途、開ける未知

流動し、輪郭形造る光彩に
非物質の神聖 響きわたる




船に乗る
あなたの影、
月の光に運 ....
ひかり、ヒカリ、光、
溢れ
木々の葉群れは紅に
輝き
移り変わる世界を
見つめる眼、

碧天に溶け

帰来する透明な
この意識に、

秋、黄金となり降って来る
朝の光、溢れ
青の天空、雲一つ無く
血流、脈打ち
わたしが居る

踏み切りを渡る銀輪の輝き、
若者たちの声のさざめき、
赤子はベビーカーの中に寝入り、
杖つく老人の覚束ない足取り、
 ....
ああ、みえる
銀線、無数の半透明
見える、視える
降りしきる雨、
ああ みえる

  *

静まりゆく肉に
心は落ち着き
委ね預ける時、
進行の裂け目が
垂直に開く

なに ....
熱、肉に貫入し
顔面、割れ
激痛、破裂する

立ち上がる声、ビート、歌

この独りに、

たゆたいながら
やさしくうねり
こまやかに

ふる、震え、フル、降る

 流れ落ち ....
ささやかな雨は降り
こまやかな雨が降り

時は溶け
時は進む

あなたは在った
あなたは消える

あなたはいない

軽々しく生きて
重々しく生きて

あるもの在る、 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界の此処にて- ひだかた ...自由詩422-11-27
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一日一善、一日一進- ひだかた ...自由詩4+*22-11-26
Stage- ひだかた ...自由詩4*22-11-25
閃く森- ひだかた ...自由詩422-11-25
今日一日という海原を- ひだかた ...自由詩7*22-11-25
心溢れて心溢れて- ひだかた ...自由詩4*22-11-24
プロセス- ひだかた ...自由詩422-11-23
もう一つの光景- ひだかた ...自由詩322-11-23
千の耳鳴り、脈打つ肉- ひだかた ...自由詩322-11-22
花を飾る- ひだかた ...自由詩422-11-21
問う冷夜- ひだかた ...自由詩322-11-20
- ひだかた ...自由詩622-11-18
朝の光景- ひだかた ...自由詩422-11-18
夢現- ひだかた ...自由詩3*22-11-17
受け容れ感じ識るということ- ひだかた ...自由詩3*22-11-17
ヒビキ〇ひびき- ひだかた ...自由詩422-11-12
独りと自由- ひだかた ...自由詩6*22-11-11
床屋へ行く- ひだかた ...自由詩422-11-8
深く大きな森の前にて- ひだかた ...自由詩4*22-11-7
今日という時- ひだかた ...自由詩322-11-6
音楽- ひだかた ...自由詩422-11-5
月の光2- ひだかた ...自由詩5*22-11-5
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降る秋- ひだかた ...自由詩322-11-4
朝の鼓動- ひだかた ...自由詩622-11-2
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ヒート- ひだかた ...自由詩322-10-31
詩想4- ひだかた ...自由詩7*22-10-29

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