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ゆりかごは揺れて、
赤ん坊は空に行ったんだよ。
ゆりかごは揺れて、
母親は涙を流した。
父親は、出稼ぎで都会へと出向いていた。
ゆりかごは揺れて、
亡き子はいずこに?
そして今、あの世で ....
遠くから夜明けの咆哮トケイソウ

溶けゆくはアイスクリーム木陰の椅子

氷菓子まだまだだめよ母の言い

引き続く夏の星なら三角形

空梅雨のゆくえもどこか淋しげで

さらさやと青葉 ....
今日は何の花?
白い花
線香花火、みたいね
名前はなんて?
名もない花、知らない草
ナモナイバナ? シラナイソウ?
ん?
そんな名前があってもいいね
わたりたり雁の旅路はせつなくも

涙もてただ拝顔すべし秋の田を

心を晴らす種はいずこへ秋の空

牛蒡引く手も借りたしや忙しなく

秋空に思い叶わず暮れるまま

冷たいと思わず手を ....
形見なるコートをはおる日も間近

月見酒沈黙だけが支配して

明日を思う今日これからの神無月

秋と言う幻想を越えただ歩む

秋月夜孤独と思うは一人のみか

酒を酌み己を見つめるこ ....
雨が降ってきた。
それがどんな〆の雨なのか分からず、
わたしはただ空を見つめていた。

遠い、はるかに遠い場所に、
雨雲は鎮座していて、
わたしに声を聴かせようとするのだった。

雨の ....
 ホロウ・シカエルボクさんの詩について。氏の詩は長いです。そして起承転結もはっきりしていない。そのことが氏の不人気につながっていると思うのですが、ここは忍耐力を身に着けて、氏の詩を最後まで読んでみるべ .... 宵闇に吸い込まれてゆく花花火


秋雨のしのしのと耐えるばかり


にぎわいを求めて集う秋の雲


小ぬか雨痛みを閉じてひたに降る


宵闇に問いを重ねる神無月
遠い遠くの、あれは海?
わたしの心を満たしている。
それは快楽にはほど遠く、
何か罪めいた予感に満ちている。

あれは海? 遠く遠い。
砂浜に寝転んで昼顔の花を見ながら、
いつか、いつだ ....
眠れない夜 眠れない夜。
窓の外には月明かりが照らしている。
その一方で、
西の国では大風が吹いている。

雨は来るのか?
雨は来るのか?
期待と不安の狭間で、

心は風鈴のような微 ....
はじめに……時間について


 秋の夜長です。こんな夜には美味しいアップルティーでもほしい……と思うのは、贅沢なのでしょうね。というのは、わたしは今、一人の詩人の批評という仕事を任されて ....
夢はまぼろし。夢はどこにあったのだろうか?
わたしの心のなかに? わたしの未来に?

問うても詮無いことを、今さらのように言葉にして、
わたしは言葉の轍を行く。

そうね。そうして、どこへ ....
 集合的無意識というと、どうしてもオカルティックな面やファンタジックな面だけに焦点が当てられて強調されやすい。でも、ここではむしろ種の保存という観点から、人間の持つ無意識というものを考えてみたいと思う ....  詩人の持っている悲しみに圧倒される、ということが時々あります。そのことに慣れていない人は、それを怒りだと思い間違ってしまうことがある。彼らの魂が抱えているやるせなさを目にすることを。
 人の持って ....
 普段はたぶん、その違いをあまり気にかけることなく、私たちは物事に対して「意味がある」とか「意味が分からない」という言葉を使うのだろうと思います。「意味」というものは、もちろん物事がどんな事柄を表して .... 永遠という言葉を求めて、永久という言葉を求めて、
君はどこをさ迷う?
地球の砂漠? 火星の大地? それとも水星?
無限は何のよりどころにもならない。

一つだけ落ちてきた言葉を受け止めて、
 ....
かたことと音を立てて、
工具を扱う。

わたしの友人は機械たち、
だから直してあげなければ。

かたことと音を立てて、
工具を扱う。

彼らは眠らずに、
ただ働き続ける。

そ ....
ryinxさんの朧月夜さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆりかごは揺れて- 朧月夜自由詩4+*24-11-1
つれづれと俳句- 朧月夜俳句7*24-8-2
名もない花- 朧月夜自由詩9*24-6-26
つれづれと俳句- 朧月夜俳句4+*23-11-6
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5+*23-11-1
無題と言う幻想- 朧月夜自由詩4*23-9-30
ホロウ・シカエルボク氏の詩について- 朧月夜散文(批評 ...5*23-9-22
つれづれと俳句- 朧月夜俳句5+*23-9-8
遠く、遠い……- 朧月夜自由詩2*23-7-16
それぞれの孤独- 朧月夜自由詩6*23-7-11
読むことのスリル──ひだかたけし小論(1)- 朧月夜散文(批評 ...4*23-3-16
Everything_is_okay.- 朧月夜自由詩3*22-12-28
集合的無意識の真の意義- 朧月夜散文(批評 ...2*21-12-30
詩人、あるいは人の持っている悲しみについて- 朧月夜散文(批評 ...5*21-12-30
「意味」と「意味感」- 朧月夜散文(批評 ...3*21-12-30
sonnet- 朧月夜自由詩5*21-4-20
部屋と雨降り人形- 朧月夜自由詩7*19-12-1

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