すべてのおすすめ
 散歩日和さ
  埃が光ってる

    ── never young beach






夏きざし隣街まで散歩して

挨拶に日傘を上ぐる日和かな

話しかけやすさうな ....
 
 ふりむくな ふりむくな
    うしろには夢がない

          ── 寺山修司







紫陽花や今日も明日も通る道 

紫陽花や毎日通るこの家も

 ....
最後の贈り物 扇子の意味をかみしめる ドクダミの白波の如く群生す

今朝も未だくちなしの花白きまま 

青葡萄初生り{ルビ十房=とふさ}に懸けにけり

切れ味のよき花挟夏の{ルビ畑=はた}
 それは神様でも
  たぶん知らなかった

       ── hound dog





何か言ひ残すかのやう春の雪

やがて散る花もたしかな今を咲く

鶯や健やかに ....
タバコ吸う朝ひと時の冬送り 瀬音に秒針の音紛れ込む冬日

金魚がいると思ったら、赤いプラスチック容器

PayPayと鳴く鳥がいるらし

ジャンボ機から見れば小人のような私の暮らし
ひとりゆく

そらの青さに

溶けてゆく
密やかに
眠りに就いた
きみ想う

銀幕に
きみの姿を
映し観る
酔い覚めに
薄茶を{ルビ点=た}てて
{ルビ伽羅=きゃら}を聞く
行きゆきて
独り旅路の
白い道

蝉しぐれ
岩の清水を
手にすくう

笠あおぎ
入道雲に
息をつく
酔い酔いて
ひとり旅ゆく
枯れた道
【俳句】  船曳秀隆

筆先に 宇宙の春が 溶け落ちる

桜には 天馬の翼 生えている

花桜 地平線まで 散り敷かれ

花吹雪 冥王星へと 降りしきる

花吹雪 地球の裏へと ....
旦那に愛されている タバコに嫉妬

もうどうにでもなれな わたし

なんでもやり過ぎる わたし

やり過ぎる時あり やらな過ぎる時あり

秋風が心の隙間をとおってく

くだらなくと ....
          - l'impromptu 自由律


プリペアドピアノ獨り言つ午後の風


琥珀のなかで千年考えても尚


うれし大地の林檎{ルビ黃金=こがね}の林檎 ....
冴ゆる夜の手錠の跡や膝の上
ryinxさんの俳句おすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散歩日和- 森田拓也俳句11*25-6-24
小さな夏の手紙- 森田拓也俳句13*25-6-20
_- 紅茶猫俳句625-6-4
瑞々しい六月を詠む- けいこ俳句6*25-5-31
嘘つきごっこ- 森田拓也俳句18*25-5-25
_- 落とし子俳句225-3-2
小人の暮らし- 紅茶猫俳句4*25-1-17
旅路- レタス俳句4*24-7-27
真夜中に- レタス俳句4*24-1-10
深い夜- レタス俳句2*24-1-5
芭蕉のオマージュ- レタス俳句3*23-12-20
冬の旅- レタス俳句4*23-12-14
俳句- 船曳秀隆俳句223-11-11
いま_この瞬間- ルルカ  ...俳句3*23-9-30
砂金- 墨晶俳句3*23-4-30
冴ゆる夜の手錠の跡や膝の上- 北大路京 ...俳句314-12-16

Home