すべてのおすすめ
ゆうがた、もうそれ以降は日曜日とともつねにある、まだけっして訪れてはいない月曜日、そのすこしばかり先の未来。その未来からの兵士がつねに鋭い監視の目を徐々に光らせてゆく、鉛のように憂鬱な時間帯はもうすで .... 牡蠣のピッツァ、
とめどもなく分泌されるもの、
舌の上で厚岸の海をふくんだ、
牡蠣肉の貝汁と、
液体のように熱々にとろける、
チーズの塩見が絡みついて、
トマトソースのあかい酸味とともに、 ....
冷蔵庫が、さびしい。夜の代理をして、老いの歌を奏でている。かんのんびらきのドアーをひらけば、つめたい晩秋の風にサツマイモさえも干からびかけていて、もうとっくにその賞味期限は過ぎ去ってしまっている、おも .... 放課後、
人目をきにする、
体育館裏の日陰で、
男の子たちだけで、
こっそりたのしんだ、
女の子たちがしていた、
ゴムとびあそび、
てあそび、
あやとり、
そんな、
あおい花、
 ....
にゅうどうぐも、
せいいっぱいの、
わかさ、
おおきく、
りょううでをひろげて、
しろいけむりのように崩れながらも、
なお、
秋にぶりかえした、
みずいろの夏空を占拠する、
牧草地の ....
午後、
いちまいの枯れかけの葉を、
三塁からの盗塁走者、
にする、
ひとすじのつむじ風、
の、狡さは、
運搬するコンベアーの滞り、
に、よって無残にも堰きとめられた、
試合は、
14 ....
くもひとつない、
困り果てた青空のした、
それでも、毟ろうとする、
土ようびの、
しごと、
土鳩のように、首をかたむけて、
いやでも土と向きあう、
ことになるから、
それは、
ホント ....
ホソカミキリムシよ、
君はぼくのひみつの友達、その一人、
君もまたいつの日かのぼくに似て、その身動きはまったく取れず、
やがて本格的なスピードで走行され始めてもなお、けっして振り落とされまいと、 ....
あ、風くる、風くる、土曜日の公園で急に磁石のように方角をかえて真鴨の黄色いクチバシのように極端に長い、先の尖ったヘルメットが思わずぼくの眼球にぶつかりそうになる。そんな被り物をした一人の中年のメガネ男 .... 大戦後の活気づいたローマ市街をせわしなく活き活きと駆け抜けてゆく
いまでも自由な少女である 永遠のあなた
ローマでの人々との楽しい振れ合い 星条旗の国から来た男とのロマンティックな恋愛
けれども ....
wcさんの本田憲嵩さんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
進化- 本田憲嵩自由詩423-10-29
牡蠣のピッツァ- 本田憲嵩自由詩1023-10-9
海のゼリー- 本田憲嵩自由詩1123-9-21
せいしゅん- 本田憲嵩自由詩1023-9-11
にゅうどうぐも- 本田憲嵩自由詩11*23-9-3
ヒーローインタビュー- 本田憲嵩自由詩423-8-20
土ようび_土ようび- 本田憲嵩自由詩923-8-11
ホソカミキリムシマン- 本田憲嵩自由詩823-7-10
サンドイッチマン- 本田憲嵩自由詩1023-5-28
ローマの休日(アン女王に)- 本田憲嵩自由詩423-4-29

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する