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哀しみに憧れ眠り
憧れに哀しみ眠り
表層を滑走すること、
突然に深みに嵌まり
聳え立つ巨大な相貌、
内面に湧く泉呼応し
郷愁に憧憬伴い
憧憬に郷愁伴い
眼差す 純白の瞬間、 ....
毎晩に硬直し冷え凍る脳髄を
焼酎飲み がぶ呑み
薬は効かず 温め柔らか暖かめ
動脈硬化進み肉の滅び近く
近付きかなぁ と予感し。
これぐらい耐えろよと
相互の調和カンディンスキー、 ....
うっすら片手から放った蝶の
宙に舞う
軽やかな息を継ぎ銀箔の輝き
陽光浴び
ささやか咲き誇る路傍の草花
から草花へ
蝶の軌跡 柔ら鋭く速やかに
〈ありがとう〉
言ノ葉 ....
かつて帰る家路があった
今、帰る家・故郷、喪失し
新たな家路を辿り紡ぎ行く
憧れの地平 確と眼差し
内鳴るフルサト湧く沸くと
土佐の海鳴りカツオの叩き
はりまや橋の赤々と浮き立つ
....
私が得る愛、
私が造る愛と等しい
と、ビートルズ最期に
努め営み続ける意識の過程、
それは真の愛に至る途だからと、私。
この肉の魂の精神(霊性)の
苦楽ジェットコースター、
なん ....
まったき明るい赤みがかった砂利道をゆく
砂利道はやがて深い深い森へ至る
感覚され艶めきの外界、確かに在り
直観され浮き立つ内界、確かに在り
この世界、これら二局面から成り在り ....
清らかな
水流、蒼天を流れゆく
鳥の啼き声、辺りから鋭く響き
きらり、きらり
太陽の光滴 蒼天の水流を飛び跳ね
ふと躍り入る巨大 宇宙の心音在り。
味わいに
静かさ奥行き
感じる我、
其処に
静かさト遠さ 在りと。
静かさ遠さ、
〉とおさしずかさ〈
今に在ります
これ、微妙な感性の震え
只今捉えがたく一つに在り。
転覆してしまった
砕氷船は
海のど真ん中
沈んでいくよ沈んでいくよ
孔雀と戯れている少女の言う
夜陰の街並みを
大勢の南国の人々
ぞろぞろ歩む一方向に
あれは何?と少女に尋 ....
つまびらかなあざやかな
その声の残響の終い震え
君の眩い一瞬の微笑み、
なんて美しんだろ
永久なるヒビキ
あなたなぜ意味を求めるの?
僕の言うことに意味無いよ、
ただ喉頭のヒビキ ....
雨を
置き忘れた
夕べ、
裏庭に回り
ぬらり
滑る
陽の光、
黄金に渦巻き
風が吹き、
私を笑う
時に
取り残された
夕べ、
刻み込まれる
宇宙の ....
風のひと吹きに静けさ深まり
木の葉の揺れ密やか時の濃密、
純白の原ひろやか煌めき立ち
ひと吹き風にふと静かさ訪れ在り、
木の葉の揺れ留まり時伸び拡がる。
評価されるということ、
己が承認欲望超え
表現それ自体あり と、
他者に詩想され受け容れられ初めて在らしめられること、
ソレ このサイトにおけるポイントだから重要なんだ。
あざやかに
ひろがりひびく
次々湧く想い出の
白い花々を鉄空の荒れ地に
投げ入れ放ち突き破り喰い入る
記憶の原初を細やかに辿り遡行する
感じ取ること と、感じ取られたもの 峻別し
....
あの空の青、
掴んで持ち帰る
散布するのだ、
この大地へ
この大地にあの空の青が在り
あの空の青にこの大地が在り
どこまでもどこまでもなんて青い青い一日だ!
あの空の青、
....
東から西へ雲の流れ在り
西から東へ雲の流れ在り
やがて合一し南へ南の地平へ
奥まり呑まれゆく雲流れ在り
それぞれがそれぞれの力動
顕しずっとズン奥へ高みへ
合一し呑まれ消え ....
ひぃらひぃら
ふぅわふぅわ
舞うの真上に舞うの
おぉいおぉい
とぉいとぉい
響くの微細に響くの
するっするっ
あったかぁい
光に充たされ
ずんずんずんと
....
もさもさとはえてきますな
ふつふつとわいてきますな
なんでしょうな?なんなんでしょうな?
たかぶるたましい包む無限の慈愛 微笑み、
無言の沈黙の のびやか色づき
無機を有機を つ ....
赤紫の巨きな花弁に
雨滴、留まり
艶やかに
膨らむ、煌めきの
球体 二つ、三つ、
繋がりゆきて
浮き立ち映える
灰の空
やがて
涼やか吹く風に
揺られ震え
ふるふる
巨きな ....
のびやかしなり折り重なり
冷たく熱く色づく
この世界という光の帯、
あなたの内懐に響き渡り躍り
孤独という怪物 すきとほります。
天国と地球の狭間に在り
光の響きに注ぎ込まれていく
ヒビキの速度と一体化しながら
巨大な何かの残響足跡残像
反復され前進し反復され
天国と地球の狭間に冷ややか覚醒して生き
ひたすら ....
風 一吹き、
風景の
すきとほり
あける荒涼の光景の、
わたし何想うことなく只集中し
風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、
一ふき風のふとどよめく感情
その内 ....
あゝ熱する陽射しに秋風の吹く
熱気震わせ秋風の吹き抜ける
路傍の猫じゃらし、
大きく首を振り
活気付いた花穂の緑、
輪郭から逃れ照り映え
秋風に乗り熱気を浮遊する
不思議な夏と秋の交 ....
とおくまどかな雪峰あり
わたしは雪原に独り居て
アナタ鮮明に只懐かしく
憧れ哀しく沸き立つ歓び
あの頂きに行きたい、
あの頂きで生きたい、
空は雲一つ無く凍り付き
青く蒼く澄 ....
花々よ花々よ、咲き乱れお前たち
紫に白にいよいよ群れなし沸き起こる
それら命の躍動広がる貪欲な光の放熱
わたしには未だ未だわからない、
咲き乱れるお前達という象徴
そのひそやか秘 ....
タマネギスープの
味覚の渦巻いて
巨きな花咲く
匂い在る物、
水の絹の凍結した滝流れ
切迫する無機の浮き立つ
(鉱物、植物、動物、人間
貫通する線ひたすら伸び)
タマネ ....
ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。
私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、
太古から ....
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり
、
躯 あやうく
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
ムクロ改め見る観入り
息をする、大きく大きく
....
未知の道の途上に在り
根っこ深々と張り出し
次第に熱帯びるノスタルジア
濃密に暗まる空の青みに沈潜する
日を追うごとに
思念は衝動は強く熱く
虚脱と執着は止むことなく
お前は何を求 ....
私たちは畔にいる
この川に隔てられ
あなたとわたし
大空の下 太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて
洋上で過ごすように
日がな一日、
畔で待ち続けて
絶えず思い出 ....
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