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さようなら
静かに落下してゆく
少し前までのわたし

頑張りましたの
はんこを押されもせず
1日が終わってしまう

ねむたいと
感じることを忘れてから
そんな儀式を繰り返して ....
虹色、あの人をもいで食べたい。
コバルトブルー、私に笑顔がなくて怖いだろう。
だってすべてに押し殺されているのだもの。
もちろん私は怖いです。
でも私はあなたの前で無防備になってみたいのだ。
 ....
湿った肌が疼くのは
長く続いた雨が束の間
止んだからかもしれない

深く重く連なる雲の向こう側に
隠れているであろう太陽など
垣間見たいとは思いもしない

仰向けになって
腕で額と目 ....
 
アブラムシの大発生に悩まされたのは去年のこと
気温の上昇とともに細菌のようにどこからともなく湧き出る奴らは先端近くの柔らかい茎や花芽や蕾に群がり食い荒らす
本で調べると薬剤を噴霧するよりもゴ ....
光溢れる夏の午後
庭の梅の木が微かに揺れて
三才の僕はその瞬間、
〈じぶんは自分なのだ〉と不意に気付いた
なにものにも替えられ得ない〃この私という存在〃
その認識が僕を稲妻のように打ったのだ ....
フォークリフトは俺の愛馬だ
手綱はハンドル

レバー操作で
馬はいななく

俺の愛馬は屋内じゃなく
屋外だけを走る
馬なんだから当然か

雨が降っても
たとえ
槍が降っても
 ....
蜘蛛のように
歌うように
少ない匂いを手に取りながら
分けるゆくえを
春に放つ

色を触ったら
どこを見渡しても花火はないのに
花火になった
よく見たら花火ではなかった
だがそれを ....
どうでもいいぢやないか

それは君のくちぐせであり
ぐうぜんにも 君からきいた
さいごのことばでもあつた

ひと月まへ 一緒に飲んで
別れ際にきいた いつものせりふだ
その前に何を ....
私は瓦礫のような絵を描いている、
白は絵の具で、絵の具の壁は白い、
あなたは私のガラスを叩くでしょう?
私は吹きっさらしの家です

夢ではなくて、死ではなくて、
現実にはふた通りあります、 ....
あるくとおく、流れ流れて
流されてきた弱さを恨むのか
水にとけた光に問いかけた
転倒した月日の果てしなさ

ただ勘違いしていただけだ

月日は数えるだけしかなく
切り売りして歩くお前な ....
雨が嫌いなくせに
今日だけは雨が降る予感に
嫌悪感が伴わない

子供の頃から認識している
七夕には雨が降ると

いつもそうだった
織姫様と彦星様が年にたった一度
会える日だから
今 ....
すこし朽ちかけたクチナシの白い花 濃い緑の葉のなかに
銀色の籠を
蜘蛛が編んでいて
そのつましいようにみえて
ほそうい ほそうい レース糸でできた瀟洒な籠のなかに
澄んだ雨粒が ころんコロン ....
泣いてない

青鬼のリタ
に憧れて
愛して馬鹿みて
なにが悪いか


リタって利他。

本当に存在するか知らない。

じぶんは、わるもので
他人を助ける

青鬼 ....
毎日ぼくは
きづかずに

多くの幸せに
囲まれていた


幸せは
どこにでも
かくれている


君が淹れてくれた
コーヒーの香りのなかにある
幸せ


いつも横取りし ....
草原で踊りもせずに、海岸で泳ぎもせずに読書に耽る人を馬鹿にしていた、そんな夏に
好きになった少年が
寂れた展望台で静かにひらいたタイトルをひそかに探して
わたしはあまり踊らなくなって、あまり ....
相合の傘
二人は肩を並べて歩いていた
その時
勢い後ろから車が走り過ぎた
何の配慮もなく
水しぶきをあげて通り過ぎたから
外側を歩いていた人は水を被ってしまった

お互いが好きあい
 ....
わたしの前の席が空いたけど
今しも都市のかなたに沈もうとする大きな夕陽を
見続けていたかったので
座らなかった

燃え滾る線香花火の火球のような
太陽だった
それを反射して真紅に光る壁面 ....
いかがおすごしでしたか ほんと おひさしぶりですね あなたのことを
得体のしれないエネルギーだという人の話を ほんと何度もききましたよ
人々はあなたに出会うと ほんらいの姿を取り戻すだの心洗われる ....
{引用=
こわれた家で待っています

むかし きいたことのある
こんな声、です

「死んだ子たちはけだかいので
 星になったりしません
 晴れ空に光がみちるだけです」

(おし ....
些細な会話に植えられた
人を伸ばして育ててゆく一粒の種。

分け与えた優しさは感謝のこころとなって
何処かで必ず
大きくて明るい灯火となる。
自分の方が
何億?
ものすごいもろいくせに
見上げた空に
悲しくなる理由を
星の命を感じた
とか思ってんなよ!

乱暴な言い方ですが
とても清い心で
言われた気がしました

見 ....
目玉焼きの黄味が
気味悪い程に似ている
あの日の満月に

茹で卵の君を囲む
ゆったりとした色合いに
煮ている米粒を ぱくり

ズズッと 音を立てて
飲むのが常套
荒切り野菜の
 ....
きっとあともう10年生きたら
ぼくたちの人生は白紙だと気付く
もがき、苦しみ、泣き、叫んだ日々も

だから理由がないことに
怒らなくてもいいのだ

大丈夫
なにが大丈夫か分からなく ....
育児は神業のようなものだから
30点くらいでちょうどいい
疲れた時は 衣食住のお世話だけでいい
自分の子供ではなく 地球人を育てている
と思えば 程よい距離感が生まれる

子供に振り回され ....
{引用=
かなしすぎてわたし
みちばたのたんぽぽのように首をたれて
ないています

さいごにもらした
ころしてやる
の、声が
しろい綿毛になって
神さまだっただれかのところに
とど ....
井戸を覗いてはいけない
母が教えた

井戸なんか覗くもんじゃないよ
祖母が言った
井戸は
覗いた子どもを吸い込んでやろうと
待って居るもんなのさ

橋から下を見下ろした子を
川がい ....
強い風の音に恐怖を感じてしまう

失敗する事を恥だと思ってしまう

ただそれは歩く事に慣れたとき

どうやって歩いているかも忘れて

いつかどこかで躓いてしまう

ほ こ ろ  ....
柔らかいグラスに
硬質のワインを注ぎ
手で包んでいると手の形に
だんだんワインが馴染んでくるので
もうそろそろ飲み頃だろうかと傾けても
グラスが変形するばかり

透明な器に生野菜を盛り
 ....
片子は鬼の子
片言しか話せない子

片親しかいないから
片寄った愛し方しかできない子

片親の愛しか知らなかったから
片割れの気持ちなんてわからないと

片子は甘えんぼう
片親にベ ....
音楽を流していると
真正面から聴いていて
それに引き込まれ
これをストレス発散と言うのかは分からない

他にすることがある
けれどこの時間は命の時間
自分に耳があって聞こえること
そし ....
丘白月さんの自由詩おすすめリスト(129)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きのうの自分- ベンジャ ...自由詩9*19-7-14
コバルトブルー- 杏っ子自由詩219-7-13
渇き- 坂本瞳子自由詩1*19-7-13
毒の花たちは私の理想の庭で微笑む- Lucy自由詩9*19-7-12
そのとき世界は- ひだかた ...自由詩719-7-12
フォークリフトは俺の愛馬- こたきひ ...自由詩419-7-12
何も分からないがある- moote自由詩419-7-9
或る友へ- 石村自由詩31*19-7-8
ハチミツ- 由比良 ...自由詩719-7-8
痛み- 帆場蔵人自由詩11*19-7-7
七夕の記憶- 坂本瞳子自由詩7*19-7-7
クチナシと蜘蛛- 田中修子自由詩8*19-7-6
ある愛の詩、かい- 秋葉竹自由詩519-7-6
たくさんの幸せ- st自由詩819-7-5
馬鹿にしてた- DFW 自由詩13*19-7-4
相合の傘の下には- こたきひ ...自由詩519-7-4
高架を走る電車の窓から沈む夕日を見つめていた- Lucy自由詩13*19-7-3
本と雨のはなし- るるりら自由詩1119-7-2
六月の朝- 羽衣なつ ...自由詩1619-7-1
感謝のこころ- 梓ゆい自由詩219-7-1
はかない星- 木葉 揺自由詩119-6-30
おんなじ笑顔- 藤鈴呼自由詩1*19-6-30
理由がない人たちへ- 中山 マ ...自由詩319-6-25
神業のようなものだから- 朝焼彩茜 ...自由詩11*19-6-25
わたげ- 羽衣なつ ...自由詩19+*19-6-25
水のおしえ- Lucy自由詩9*19-6-24
再び笑い合える人の所まで- 8月生ま ...自由詩2*19-6-24
やわらかいねこ- Lucy自由詩9*19-6-24
片子- 足立らど ...自由詩119-6-24
ふわっと毒が抜ける- 朝焼彩茜 ...自由詩719-6-24

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