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 祇園の石段の上から
 灯の街を眺めさせたいと
 私の腕をむりやりつかんで
 つれて来た あなた

 遠い異国の昔
 王宮の血汐がはねあがった日
 革命の巴里祭
 そして日本では祇園祭 ....
 春 おそく
 雲低い空の下
 裾のほつれをまといつけておいた
 小花柄のフレアースカートはいて街へ出る

 図書館の帰り、線路わきの公園で
 ひとり眺めみる 
 八重桜 
 ぼったり ....
 何時なのか
 知るつもりもなく
 近すぎず遠すぎもしない
 道路工事の音が耳に心地よい

 薄地なカーテンシェードで遮られた
 街路灯の漏れ込むワンルーム
 あそこの窓が
 月明かり ....
 僕の瞳にはオレンジだけど
 君の目には何色なのか

 そよぐオレンジの群れに
 君はお尻を向けて移動中
 ちょうど僕の胸の高さに居て
 翅を広げる
 胸部と腹部の背中がはっきり
 見 ....
 うずくまる白い象かな 伊吹山
   夕日背にして息吹く山肌
TwoRiversさんのリリーさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い夏- リリー自由詩8*23-7-7
八重桜- リリー自由詩10*23-4-12
澱み- リリー自由詩4*23-2-10
君の宇宙(そら)- リリー自由詩13*23-1-28
雪山- リリー短歌4*23-1-27

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