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地球儀を回して世界一周し少年はもう老いてしまった
そっと咲く花より花壇のなかに咲き競いあいたい女でいたい
人混みの人の匂いを避けたくて空いた電車を待ち続けてる
肌に薔薇彫っているのに ....
愛の傷
君も痛みを信じない
ふたりの世界を救ってみせるわ
勘違い
しなくてすんでまだましだ
あたしを好きか聞きそうだったよ
その愛の
結晶となる十字架を
....
喧嘩して
言ってはいけないホントを怒鳴り
一瞬凍ってヒビ割れた愛
襟もとに
指を這わせてみだらになれない
狐がコンと啼く指人形
なぜ逢った
思い返してももっと大好き ....
もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない
喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ....
あたま撫で
られて小さく嬉しくて
目をみひらいてみえないなんちゃら
愛もらい
期限つきでも笑ってる
いつ去る秋に凍えるかんちゃら
ふもとから
登って来たの ....
何でだよなぜ詠むんだよ歌なんてみそひともじが空から降って
そのうちに天使の羽根にゲロ吐いて記憶なくして汚物になって
もう二度とあんたなんかとしないから背中向けられ埋まらぬ溝が
左側頬 ....
腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく
見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に
ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき
張りつめた気を緩 ....
天高く
伸ばす希望をふりはらう
透徹した眼のあなたを想うよ
宵待ちの
こころがきゅんと鳴るミルク
飲み干すあとから月みる十五夜
座り込む
星降る夜空の下の街
秋の風ふく旅に ....
人混みの人に飲まれて見失う自分自身の存在価値を
真夜中の公園ベンチに座ってる人の幽霊なってみたいよ
さぁ何でそうなったかはわからないよがる女によがらせる俺
勃起する自然なんだよ愛より ....
照明に
濡れた花びら目を伏せて
選んでほしいし、忘れてほしい
恋しくて
声を凍らす粉雪に、
降られた鼓動は、自由を奪われ
純粋を
このワンピースに飾りつけ
まるで地吹雪 ....
死んだ恋、
僕の命という顔をして
こころのなかを転がっている
夜空には
青空かくす闇があり
雲を剥がすと、こっそりみえたよ
遠くから
聞こえる歌は花びらを
かすかに震わせ ....
むせかえる
ような菊の花びらの
においもみえる気がする水浴び
きがつけば
あなたが誇る正しい孤独が
穴ぼこだらけのコップにみえだす
草いきれ
とおい雷鳴、夕焼けが
ビル染めると ....
鬼ヤンマフォークリフトに羽休め俺の仕事の邪魔をする
太陽は発電力を発揮して儲ける奴がいそうな夏だ
ヤバイ夏長袖着ないと火傷する屋外仕事さ定年過ぎて
一時間八百円は安すぎる?足元見られ ....
天秤座
生まれだけれど揺れている
ばかりじゃないのよ、切り裂け自分を
やめた恋
ひつじが深夜の安らぎ被(かぶ)って
やたらめったら、やって来る柵(さく)
....
伯母さんがキュウリを持ってやって来る母は抜歯の治療を受けに
アーモンドチョコレート五個黒砂糖一個のおやつポカリにトマト(ジュース)
午前中仮眠の後に微熱出る三回も来る伯母さん哀れ( ....