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自らの意思に反して
もう一人の私が
何処か遠くへ歩いてゆき
おーい、と呼んでも聞こえない
永遠に列車の来ない
線路の上を歩いていたら
地に伸びる私の影が、口を開き
耳傾 ....
「目線を一歩ずらした所に、詩はあると思います」
何年も前の合評会で
今は亡き講師のMさんは
僕に云った
仕事帰りの夜道を
車のライトで照らしながら辿り着いた
深夜の飲食 ....
冷えた石段に腰かけ
振り返ると
木々の茂みの向こうに
{ルビ巨=おお}きなH型の下を{ルビ潜=くぐ}り
無数の小さい車が行き交う
横浜ベイブリッジ
( H型の四隅
....
ひだまりに
たたずむ石
ひとりきり
あたたまり
地にのびる
まあるい影
今、時計の針は、午前二時半を回っている。この深夜に、何故か
僕はあなたに手紙が書きたくなった。(あなた)というのは、特定
の誰かを指しているのではなく、今、この手紙を読んでくださって
いる(あ ....
北野つづみさんの服部 剛さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もう一人の私_
-
服部 剛
自由詩
8*
12-2-11
幻ノ花_
-
服部 剛
自由詩
5
09-1-14
母子像_〜港の見える丘公園にて〜__
-
服部 剛
自由詩
7*
07-5-18
石
-
服部 剛
未詩・独白
6*
07-3-28
詩友への手紙_〜僕とあなたの間に一篇の_詩_を〜___’06 ...
-
服部 剛
散文(批評 ...
15*
06-11-12
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