散歩
ミナト 螢

言葉でべっとりとした
身体を殴りつけるために
外へ出ようかな
雲ひとつない空に
拭き取って欲しい
後悔や心配が
僕の靴の裏を汚すけれど
手ぶらで行くから
手ぶらで来てね
景色の中で迷子になるまで
時計をしなかった
休みがなくても
今日も脇道を歩き
風が横切るスピードで
答えに近づく
星の呼吸が胸を破る


自由詩 散歩 Copyright ミナト 螢 2020-04-11 10:07:51
notebook Home 戻る