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いのちを挽いている
音がする
林檎を剥いたら
もういちど飛べるかもしれない

鳥は
鳥という記号に
耐えているわけではない
人は
人という記号に
耐え続け
そのため
もうながい ....
雨のあいまに
雪は三度、降る

微熱をはらむ毛布を払い
寝巻きのまま
もう一度目覚めたら
絶望に一歩近づくということ。

(雨にうたれる準備ならできている)

魚の欠片を口に運ぶ
 ....
あと何分で着くのか
うなじに尋ねる

水辺で死ぬ と
予告されたひと月前
の雲を抱えている
やさしい人たちが
みんな一斉に
難民になる島で
私は呑気に
ひたすら食器を洗った

 ....
空丸さんの伊藤 大樹さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
滑車- 伊藤 大 ...自由詩418-4-19
雪景色- 伊藤 大 ...自由詩8+*18-4-7
時間が散らかる- 伊藤 大 ...自由詩317-11-16

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