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数える羊はいなくなってしまった
眠れない夜は 眠れないままに
するといつの間にか
読み取れない地図が心に忍び込んでいた

さびしさを塗る潰す色は静寂の絵の具箱の中にある
かもしれなかったが ....
ここに詩に依存している私がいた
二十四時間 年中無休
頭のなかには詩が虫のようにわいて止まらない

耳から眼から 口からも
詩の虫は侵入してくるから
もう手に負えない
負えなくなったから ....
燃える棺桶のなかでは 遺体は一瞬生き返るらしい
しかし その様を実際に見ることができるのは斎場の職員だけに違いないから
自分の目で確かめる訳にはいかない

故人を忍ぶ語らいのなかで 言葉少なか ....
明日がない明日に繋がる今がないただダラダラと時はながれて

わからない何がなんだかわからないわからなくても生きねばならぬ
仮の名前でインターネットの空に飛び交う鳥の群れ
それぞれは何の関わりもなく その実体を知らない
飛びながら排泄される糞は 落ちてネットにこびりつく

そのなかで 詩をくちばしにくわえていた鳥た ....
海を見たくなって車を走らせた
海水浴場の駐車場に車を止めた
季節は外れていて風は冷たかった

それでも車はまばらに停車して 人が砂浜に降りていた
日はくれて夕の闇が迫っていたのに
恋人たち ....
短編の私小説を書きたくなった
その為には
記憶の切れはしを繋ぎ合わせて そこに架かる絶望と欲望の橋の上から
喜怒と哀楽の河を見おろさなくてはならない
一編の小説を仕上げるために

私のペン ....
死ぬ間際の呼吸を想像した
想像がつかない
生きているだけで活きていない自分が
履いているスニーカーの靴底のすり減り

脱いで眺めた

鏡を見るような眼で
そこに写る言いようのないさび ....
詩が書けなくても何も困らない
詩が書けなくても朝食は卵かけごはん
詩が書けなくても仕事は毎朝遅刻しないさ

だいたい詩を書く事に何の意味があるの
詩を書く事とマスターベーションの差って何だよ ....
心に色をつけたら
きっとカメレオンみたいになってしまうだろう

心に色がついたら
もしかしたらその正体つかめるかも知れない
でも
果てしない密林の奥に隠れたカメレオンは
回りの環境に同化 ....
子供のころ
川原で投げた水切りの石が
ついさっき
彼女の顔をギリギリかすめて飛んでいった

意味解らない
夕方の駅でホームで電車を待っていたのに
時間の経過を無視して
こんな場所まで飛 ....
心の隙間に冷たい空気が流れ込んだのは
中が温かくて外が寒いからだっぺ

ごくごく当たり前の現象が
起きた訳さ

人間の心ってやつは
難しいようでそうでもなく
簡単なようで複雑だから
 ....
愛が上に乗って
情が下から支える格好は
たとえば我が子を肩車する父親かも知れなかった

でも
上下関係がひっくり返って
愛が情の下敷きになったら
重なりあう男と女の体を連想してしまうのは ....
さびしさを一個に丸め
見えない屑入れめがけて放り投げた
その度に外れる

さびしさは埃のように立ち上ってくるから
毛玉のようにまとわりついてくるから
いっぱいになって辛くなったら
コロコ ....
ピースが一枚足らない
から
埋まらないパズルなんて
世界中のどこにでもあるさ


あの人は言った

足のねじれた椅子や
蓋の開いた頭蓋
一向に進まない
アナログ時計が
音楽に ....
ギリギリの所で
何かにしがみついていた
ギリギリの所でも
足を踏み外さないために

生きるって何よ
未だにわからない
わからなくても
生きているから
生きていけるから

ギリギリ ....
もし心に穴が空いてしまったら
そこから抜け落ちるものの正体と成分を分析しようなんて
考えない方がいい

全てが無駄に終わるに違いないから

もし心に蝶々がヒラヒラ飛んでしまったら
捕まえ ....
夜更けに金縛りにされて
目が覚めているのに
体の自由が効かない

アパートの部屋の外は暴風と激しい雨で
なのに誰かがドアを思いきり叩いてる
訳がわからない言葉を叫び出して
ドアノブを回そ ....
ネェ
彼女は初対面の相手にそう切り出した。
「ネェ、罰金って今すぐ払わなければいけないの?」
「罰金じゃありません。反則金です」と白バイの警官は言ってきた。
「どっちでも構わないけれどさ」彼女 ....
雨にも匂いがある
その匂いを嗅ぎながら駅から自宅アパートまで歩いて帰った。さしていた傘が雨に打たれ、その雨音が私の耳に伝わってなりやまなかった。
傘から落ちる雨の滴が降りやまない雨に溶け込んで路上 ....
私の命に仕掛けられた花火
火をつけられて
打ち上げられた冬の夜空

大輪に咲いた花の欠片が
灰になってこぼれるように堕ちてくる
そんな筈はない

降ってきたのは雪
街はたちまち
雪 ....
人格者も
非人格者も
見分けはつかない

人は見かけでは明確な判断つかないからさ
私自身
自分がいい人なのか
悪い人なのか
はっきりと分けられないし

人間は複雑で難しい仕掛けで
 ....
真冬の寒気が囁いてきた
死にたくならない
単純に死にたくならない

殺してあげるよ
殺してあげるから
遠慮はいらない

真冬の寒気が凍りの息を吐きかけてくる
その鋭利な刃物に心臓を切 ....
もし
孤独に閉じ込められてしまったら
何とか脱出する方法として
異性を愛したり
友達を求めたりしなければ
ならない

だけど
愛は見えないし
友達は他に友達をつくり
そっちを優先す ....
次に生まれ変われたらサムライになりたい
士農工商の身分制度で
一番てっぺんに

もちろん天下泰平の世の中のサムライに

てっぺんと言っても殿様はちょっとイヤだな
たしかに正妻の他に何人も ....
水戸 うしんさんのこたきひろしさんおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠れない夜に- こたきひ ...自由詩318-5-1
詩人ではないけれど- こたきひ ...自由詩418-4-29
柔らかな土- こたきひ ...自由詩218-4-28
暗夜- こたきひ ...短歌218-4-27
さびしさは- こたきひ ...自由詩318-4-26
海鳴り- こたきひ ...自由詩218-4-23
記憶の切れはし- こたきひ ...自由詩318-4-20
- こたきひ ...自由詩518-4-18
詩がかけなくても- こたきひ ...自由詩218-4-12
配色- こたきひ ...自由詩218-3-16
意味解らないけれど- こたきひ ...自由詩318-3-4
現代詩って何だ- こたきひ ...自由詩218-2-28
漢字たちの感情- こたきひ ...自由詩218-2-23
さびしさを- こたきひ ...自由詩418-2-18
パズル- こたきひ ...自由詩318-1-30
ギリギリの所で- こたきひ ...自由詩118-1-28
時間を浪費したくて- こたきひ ...自由詩418-1-20
嫌になっちまった- こたきひ ...自由詩318-1-9
散文詩と言う題名の散文詩- こたきひ ...自由詩118-1-3
激しければ- こたきひ ...自由詩417-12-31
眠れない夜は- こたきひ ...自由詩117-12-28
生きなければならない- こたきひ ...自由詩217-12-23
真冬の寒気が- こたきひ ...自由詩117-12-20
孤独- こたきひ ...自由詩117-12-17
もしかしたら- こたきひ ...自由詩117-12-13

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