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裸の枝に実る柿

菊西 夕座


季節が頭をめぐらせて仰ぐ空へと囁くたびに
懐かしさは生まれた日の ....
つたのお家は さびしいね
 枯れ葉が ほろほろ はだかんぼう


秋のお庭は さびしいね
 のこったアサガオ ひとりぼっち


月夜のデッキは さびしいね
 子猫が 母猫おも ....
左手首に残る掻き傷の赤く腫れたる筋
三角の爪の痕が
薄らと桜桃のように熟れて浮かび上がる
外気に触れるたび僅かな痒みと痛みが
己が存在を知らしめる
白くて水をたっぷり含んだような手

節の見えない長めの指

綺麗な淡色のマニキュア

カウンターに置かれたそれは
何か美しい生き物のように魅惑的で

コツコツ ....
体を冷やす季節が
寂しさを連れてくる
風が頬を撫でる
鼻先で揺れる金木犀の香り

涙が乾いていく
不思議

仄かな灯りのように
私を照らす金木犀
心が揺れても
風と共に明日へ行く ....
時に憧れ
願いよ届けと
叶うようにと

時が羨ましい
音もなく影もなく
共に歩む

時に挑む
いま、ここで
歩み続けると
○「脳にだまされるな」
預金をおろしに行こうとしたら
ワイフがキャッシュカードが
みつからないという
何回財布の中をさがしても
みつからないという
あなたに預けていない?ともいう
そのう ....
最近 目方が増えた気がする

八月の検診以来
体重計には乗っていない

でも 増えているのは確か
このデニムを履くとわかる

おそらく 新米のせい
二杯食べてしまう 新米のせい
 ....
スルーするにも細すぎる道
手前勝手の言い草に辟易ス
いっそ通行禁止の立て札で
事前に知らせてくれまいか

この明日の世の中は
ありとあらゆる可能性が
満ち溢れているにしても
主張ば ....
紅葉シーズンの登山口に最も近い駐車場は
予想通り満車であった
それでも僕は諦めきれずに駐車場の中へ入っていったところ
偶然にも一台佐賀ナンバーの車が出るよと
合図してくれた
ラッキーだった! ....
顔がおもいだせない元友達のお葬式の連絡
これはFacebook
生まれたばかりの子供が残されてて
とてもエモいね
フォロワー60人のツイッターのサブ垢
めっちゃよわいね
タイムラインをなが ....
確かに私は
全青春を賭けた
そして敗れた
私にはあの頃の記憶がない
ただ我武者羅だったことだけ覚えている
哀しいね人生
苦しいね人生
記憶が真っ青に
枯れ果てた木々に降り積もり
目では見えない星くずの上で
だんだん夕暮れてく
抗うすべもないまま冬
空腹で消えていく記憶たちの
理由を探してシャッターを切る

ファミリー ....
家族みんなで
梨狩を楽しむ休日

たくさんの家族連れ
はしゃぐ子供たちの声
甘い香りの空気

食べ放題だけど
そんなには食べられない

飽きはこないけれど
三個ぐらい食べれば
 ....
○「日々の暮らし」
平凡が一番

○「女房の口癖」
「今夜何にしようかね?」

○「昭和脳」
僕は今でも現金払い、紙主義だ
世の中がどんなに変わっても
僕の昭和脳は変わらない
僕は ....
販売促進事業部のマドンナ辞めてたましぐれ
余興の南京玉すだれ手拍子あわず失敗のあと
糖分摂って飯喰らい明日の予定を気にしつつ
おおきな意味でVUCAの時代にたむけるは
解釈できずに答えは後回し ....
できるかなー
じゃなくて
やるの!

今やらずにいつやるのさ
偶然じゃなくて必然的になにもかもが用意されている事への自覚をもつ

運命から愛される事も必要だが
努力が作り上げる足場ほど ....
こんなに
さびしい 夕方は
ぎゅっと 固めたとうふ

幸せしかない
テーブルの片隅

ほくほく 崩れると
あまい香りが
ぷわりと 胸いっぱい
ふくらむのが いいのです

こんな ....
激しく降り注いだ
雨は
想い出と共に路面で弾け

君は
二度と引き返せない
短い言葉を

鋭利な刃物の
ように
差し出した

雨が上がった後
僕は一人だった
古い
探 ....
  火葬場で
  親しかったものの焼失を
  ただ待つことの夏に似ている
  そのイーゼルは ほどなく
  別の出来事に似ていく

  喚ばれて
  追憶をなめらかな塊のように撫 ....
俺たちが激しくアクセルを踏みすぎる頃
季節はまた新たにはじまった
ブレーキからすばやく
パーキングにいれてキーを抜き取り
わたしたちは
どうしようすきとかたぶん無理とかについて
普段の日常 ....
顔の無い自分の顔の部分について考えている
なぜか?
非常識だからだ
洋服を着た
からだだけが
ぺたんこになって地上に映し出されていた
これからもわたしたちは
なんとかマップにマッピングさ ....
夕闇、迫るなか
戯れる

子供たちは
歓声の余韻に

時を味方につけ
突き抜けてゆく

大人たちの影を
遥か超え

開かれていくこの世界へ
その輝きに震える心で

  * ....
かの方を分析しないでもうこれ以上 
まだ子ども 最上階の遊び場は 空

キーワード
いくども使うボキャ貧よりも
先をみて
微修正した君はあざとい

善悪の圧をかけられinput 
 ....
以前は
問題なく再生できていた動画で

時間がたつと
PCの電源が突然OFFになる

なんてことが
近頃多くなってきた

どうも
CPUが異常に過熱しているらしい

外部に
 ....
緑はいい匂いがして
黄色はカレーだと思ったけど
微かに残る勇気の匂い
街が公園を目指す
今日はゆっくり寝転びたいから
まとまり難いものは滑り台で遊ばせて
やっぱり愛がいいとみんな家に戻った ....
ありったけの善意が
満ちていた画面
だれもがいいヒト
でいようと必死だった
みんな
自分自身の状態に
満足し
あきらめが蔓延し
死の匂いは充満した
弟が
ぼぼぼくがお思うに
詩詩 ....
焼け焦げた女性器から
こぼれる白とか赤を
胸いっぱいに吸い込み、
私の人を愛する心とか
浅はかな打算とか、
全部見透かされた気がして
とても嬉しかった。

打ち続ける斧の
肉 ....
  蒲団のうえ 擲たれた
  かたちのパジャマ
  空腹が現在形のように
  堰きとめられてある
  くらやみの土管
ウンチの実態は
食べ物の残りカスではなく
細胞の死骸なのだと聞いて
私は脳細胞の死骸だと
勝手に思ってしまった

確かにトイレに籠って本を読み
粘ると便が出ることが多いので
脳細胞の代 ....
みじんこさんの自由詩おすすめリスト(57)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裸の枝に実る柿- 菊西 夕 ...自由詩1225-10-25
みすゞ- 月乃 猫自由詩15+*25-10-25
桜桃- 栗栖真理 ...自由詩6*25-10-24
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揺れる季節- 自由詩725-10-24
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LOST_MY_PROOF- ホロウ・ ...自由詩1*22-10-11
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