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車に轢かれつづけた傘が
側溝の泥のなかで鳥になり
やせた鉄の羽をひらくとき
午後の空はもう一度泣き
街をゆく人々の手を濡らす
夕べのにおい
外灯のにおい
壁の裏側に眠る怪物
屋根の向こうにそびえる火を追い
刈り込まれた生け垣の葉をとばす
一筆書きの街から街へ
人のような虹が駆けてゆく
うろ ....
はらだよしひろさんの木立 悟さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
傘
-
木立 悟
自由詩
9*
04-12-27
街路光
-
木立 悟
自由詩
8
04-10-5
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