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あなたの云う、地獄と名のつく場所に連れていってくれと、私がいうのもおかしいので、その方へむかっていく背中を、みていた。煙草の煙にまざって、ゆらゆら幻影、だんだん、見えなくなっていく。私は噛む。爪を、噛 .... 十年前のわたしが知らなかったのは、ほんとうにひとは死ぬのだということ
息は絶えるし、姿はみえないし、さよならはいってくれません

十年後のわたしも知らないのは、ほんとうのひとの愛し方
結局こん ....
拝啓 きみがいた世界へ


あんまりにもあっさりと消えてしまうから、
わたしが困ってしまったことをきみはしらないでいるだろう。
電話口でそれを知らせた、きみの友人の泣き声を聞かなかっ ....
もう 燃えてしまったのでしょうか
あなたが転がす言葉に震えて
いとおしさに狂いそうになった夜も


もう 燃えてしまったのでしょうか
認めてしまったら苦しくなるような
どうしようもない感 ....
田中修子さんの笹子ゆらさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
出涸らしの慕情- 笹子ゆら自由詩11*18-3-19
a_decade- 笹子ゆら自由詩418-3-11
拝啓_きみがいた世界へ- 笹子ゆら自由詩6*15-10-18
灰と熱- 笹子ゆら自由詩414-8-31

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