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夥しい数の言葉が
壁一面に記されて
其処だけ羅列標本
        恋愛感情を剥ぎ取って
        継ぎ接ぎの怪物が孵化
        そんな夜半で御座った
赤い芙蓉が広がり
 ....
穏やかに沈んでゆく
貝殻の奥で
一枚の花弁のひとひら
(花占いを信じている女の子)
無差別に積み上げられている時間

嫋やかに蕩けている
石膏の奥で
一粒の星屑のひとかけ
(星占いを ....
夏の夜の終わりに
妖精の輪に足を踏み入れた

短針を飲み込んで
長針を吐き出した
秒針の枯渇が凍結してゆく
三針の傷痕が開いてゆく

真白いシーツの奥で蠢く
化生に成りつつある獣
 ....
田中修子さんの黒崎 水華さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
凍寵- 黒崎 水 ...自由詩4*17-8-9
行列の足- 黒崎 水 ...自由詩317-8-8
曲線の声色- 黒崎 水 ...自由詩3*17-7-25

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