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聴いてくれなくても
いいよ
息づいた
鎖骨のくぼみにすこしだけたまって
あとはみんな流れるよ
　
疲れた首
　
あなたに雪を投げる子ども
溶けて
白のうえに残っ　.... 　
　
　
手を伸ばす
先に
ほどかれていく放物線の
空　いくつも数え切れないほど
通り過ぎるものがあった
今夜
聴いた
天球の音楽

八時間先を東へ回るきみの
夢

こ　.... 　
　
　
空で眠るのに必要な高さをはかろうとすればいつも
そびえたつビルの屋上に十三人の男女の影が並ぶのだった
みな一様にうつむき
しかしてんでばらばらにアスファルトの彼方を指さして
　.... 　
　
　
反りかえる女の
虹を
抱きとめられず
壁の向こうに流れる水を聞いている
　
恥骨の痛みはもう
ない
　
あの日も笑い転げていた
河原に無数にある小石を理由なく選んで　....

本田憲嵩さんの動坂昇さんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
あるいは夏風のなかで	- 動坂昇	自由詩	3	17-3-28
鳥たちはいつも永遠へ向いて鳴く	- 動坂昇	自由詩	5	13-3-18
使徒たち、あるいは土曜日に朝食をとらないわけについて	- 動坂昇	自由詩	3	12-4-23
骨抜きの波	- 動坂昇	自由詩	6	12-4-8

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