すべてのおすすめ
南の風に風景はとけこんで
流れていくみたいにゆれてる
つぼみたち

空はあおい
どうしようもないくらい
あおい

白い香りがくる
偽りが新しい偽りを連れてくる
細い糸を曳くみたいに ....
無限遠に目を細めれば
縮尺の都合上
ちいさな羽虫の亡骸も
ぼくのこの身体も
だいたい同じくらいの大きさです

土に還るための段階は
どうにも煩わしいから
いくつか端折ってみる
飛ばな ....
あなたにとってのひと刹那が
わたしにとっての100光年かもしれません
わたしの声がとどいていますか
あなたの風景の一小節として

夜はきらいです
たくさんのことを思いだすから
恥ずかしく ....
かすかな気体が母音をまねて
つつましく
遠くの空をながめる子
瞳に映る季節、また季節
繰り返される慈しみ

陽射し
向こう側へ手をふる
帰れないと知っても
魂は旅をするかしら
平行 ....
石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
本田憲嵩さんのあまねさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幻日紅- あまね自由詩725-3-7
葬列/下位次元展開- あまね自由詩11*25-2-19
プレアデス- あまね自由詩10*25-2-12
ヴォカリーズ、幼年期のための- あまね自由詩425-2-8
石ころ- あまね自由詩14*25-2-5

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する