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夏を浪費する素足の少女たちよ
居留地の海岸で手を振り
明日 明日 また明日 と
仮借なく絵札を覆してゆく
向こう見ずな天使たち
─── ごきげんよう 波打ち際のマクベス!
と ....
夜 歪み絵の上に鏡張りの円筒を置くと
立ち現れる 舶来之軽業少女
鏡の森を抜けてきたので
衣装に絡みついた光を手で払う
零度で宙吊りになる 水で書いた詩
ストローで吸い込んで要約すると
....
現代詩百年の孤独
わたしのいきつけの書店ではもう何年も前から「現代詩手帖」なんか店頭在庫していない。現代詩はもう「お取り寄せ」の詩になってしまった
と嘆いたのは十年以上前のこと ....