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鳥を数人の子供が囲んで踊っていた
よく見ると鳥は既に息絶えている
寿命か天敵に襲われたか あるいは
次第に子供たちは宙に浮き始めた
頭の輪っかは見覚えのある天使の挿絵そのままだった
....
私は泣いていない
張り詰めた冷気に凍える
空の欠片が溢れだして
私の頬に届いたのかもしれない
静寂と生活の合間を震える
落葉樹の葉から露がこぼれて
私の頬を伝ったのかもしれない
....
地球と接地する全長25cm
右 左 のリズムで地を踏み その黒色を示す
窮屈な足の住処は僕を目的地に運ぶ
歩いて、走る
コンクリートや大理石、草原や砂利道
汚れ、擦り切れて
歩いて、 ....
絵筆から真黄色の雫が滴った
やがて拡散する
時間は逆流しないゆえに
それもまた水中で濁りになった
色が解けて 色に染まる
ひとひらの仄かな慕情が
ひとときの流れる劣情が
たちまち伝播 ....
賑やかな一日の終わり お別れと共に北風が吹いた
胸がつかえる寒さが 私に寂しさをおびき寄せた
喧騒がじわじわと何よりも羨ましい代物になる
街灯は暴く 私の弱々しい足取りを
ああ これを無く ....
道の先で紫陽花が咲いて六月を知らせるように
淡い朝方の日差しが 蟻の姿を照らしたように
海の方から吹く風が潮の匂いを運んだように
夜に階段の軋む音から人の気配を感じたように
貴 ....
貴方の軌跡を辿っても
私はあなたと会えないけれど
貴方の心に土足で入らせて下さい
その中で 一際鈍く輝く星を
飾らせてください 私の心に
貴方の言葉を辿っても
私はあなたになれないけれ ....
本田憲嵩さんの馬後の竹の子さんおすすめリスト
(7)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
通学路
-
馬後の竹 ...
自由詩
2
25-11-14
一滴
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馬後の竹 ...
自由詩
2
25-11-11
履物
-
馬後の竹 ...
自由詩
3
25-11-9
拡散と混色
-
馬後の竹 ...
自由詩
6
25-11-6
知らない月の出る晩に
-
馬後の竹 ...
自由詩
5
25-11-4
小道
-
馬後の竹 ...
自由詩
3
25-6-21
他人
-
馬後の竹 ...
自由詩
5
25-6-20
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