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雨が降るごとに窓を閉める
部屋を侵されてはならないから
外との断絶が空間を生む
閉じたものを空間と呼ぶから
では時間は開かれているのだろうか
雨は降るのだろうか
雨は落ちてくるのではな ....
きらきらとした雨季がきて
細雨が天から降り注ぎ始めると詩人は舟を出す
果てのない海に漕ぎ出すことは恐ろしくもあるから
せめて湖畔に住みたいと思いながら
靴を履いて海へと向かう
....
冬と夜はさびしいものだから我慢をするんだよ
誰のものとも分からない言葉が私の中で反響します
どうしてだか私の心に浮かぶのは
北海道やそれに近い景色ではなくて
東欧の冬枯れの景色です
血で贖わ ....