すべてのおすすめ
汽水域でしかいきられない乱反射は
椅子に座っても安らぎにはほど遠く
手から手と瓶のなか追いかけていた
わたしの、わたし達の心は縛られることはない
そんな風に真っ向から歌う事を忘れてしま ....
抉り取られた枝、から
予告もなく傾いていく
網が からめとる とられない
誰かの手紙が捨てられて
落書きばかりにうんざり
ひさかたの果実にうつつをぬかす
転がる、ひかり、分散、なつのひ ....
おいでんさい、おいでんさい
ここは誰もが座れる
椅子の広場さ
人は空に
空は蜂に
蜂は花に
花は大地に
大地は海に
海は光に
光は蜂に
蜂は花に
花は人に
なにに座 ....
埋もれた一粒の麦のことを
考えている
踏み固められた大地から
顔も出せず
根をはることもなく
暗澹とした深い眠りのなかで
郷愁の念を抱いているのか
夏天に輝く手を伸ばし
希望の歌が ....