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1
葉がふと 落ちる
はな れ て
ゆく
おとなしい
終りが
始まる
それにそなえて
私を 消す
2
浮き出た血管のように
夜を
青い星 ....
空から何かが落ちて来る
そう思って心配して
夜も眠れない男がいた
周りの人々は男に対してそんなことはない
それは杞憂に過ぎないと言うのだが
男は相も変らず空から何かがと言って脅えるばかりだっ ....
波 1
{引用=寄せてくる
返ってゆく
そのはざまにすべてがあって
あるいは
そこに何も見つけられなくて
寄せてくる
返ってゆく
その現象だけが
いちまいの絵のように ....
夜に浅い眠りを過ごしていると
その夢のなかにどこかとおくの
海の波の ざわめきが入りこんでくる
未来への何かの予兆か
遂げられなかった過去の思いへの悔恨か
そのざわめきはこの脳を支配して
....
病室の窓から
夜の空を見つめる
何もない
何も起こらない
ただ黒いだけの空を
病院の灯りが反射するなかを
幻想の円盤が立ち止まる
意味ありげに
知性を持つもののように
私にその姿を見 ....
さん、らん、する、さん、さん、と降りそそぐ、ひかり
の卵、ひかりが、生み、落とす、きのうへの、あしたへ
の、記憶、あなたがいない、そのことのために、はつね
つする、記憶、、、さん、らん、する、さ ....
ひらかれたまま
あつめていく
私に似たものを
私に似ていないものを
あつめて
もやして
ふたたび解き放つ
それらはすべて
私ではないもの
それでいて
私をかたちづくるもの
すでに ....
ひだかたけしさんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
連作詩集「自由落下」冒頭十篇
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岡部淳太 ...
自由詩
5*
23-10-8
空から何かが
-
岡部淳太 ...
自由詩
5
23-3-12
小詩集・波
-
岡部淳太 ...
自由詩
4
22-11-27
夢の潮騒
-
岡部淳太 ...
自由詩
6
22-11-19
夜の空
-
岡部淳太 ...
自由詩
4*
22-7-13
さん、らん、、、
-
岡部淳太 ...
自由詩
5*
20-2-15
詞華集
-
岡部淳太 ...
自由詩
8*
20-2-9
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