すべてのおすすめ
若い父親は 汗で髪の毛が張り付いた子供の頭を撫でている
母親は 胸に抱いた汗まみれの子供を 一生懸命あやしている
車窓に青々と広がる田んぼに 草取りの白い長袖シャツと麦藁帽が流れ去る
当たり ....
嘘みたいに

ネコと遊ぶと
いつも私は
満たされるの

怒りや
悲しみが
原点に 戻ってゆく

生きてることも
いいなと思えるの

だから

大切なのは
言葉だけじゃな ....
自称詩が嫌いな理由の1番目は
出だしの2語を読むだけで
つまらないことが分かるからだ
例を上げると
「世界のはずれ」で始まる文章がある
世界にしたって
はずれにしたって
どんなバカでも
 ....
入れ墨者は
八丈帰りが
当たり前だった時代は
終わりを告げ
今や普通の人も
ファッションとして
入れるようになった
んな、分けねえだろ!
今だって
顔に毒蜘蛛の
入れ墨している
 ....
虫の鳴く夜は ベランダの
ガラス窓 半分ほども 開けまして
虫の声なぞ 聴きましょう

虫の鳴く夜は ワインなど
ちびり ちびりと 飲(や)りまして
虫の唄なぞ 聴きましょう

そ ....
ご飯をたべると、虫歯がずくずくと痛みます。
割れた歯の、その根元。
歯茎の奥にできたしこり。

女の人の肌を見ると、心がざわざわと毛羽立ちます。
誰にも言ってはいけないような、ぬめぬめとした ....
現実と
取引なんてしないよ

誰も 
何も

売り渡したりしない

魔物、吸血鬼、魔法使い

みんな
ここに居ていいよ

私の胸の中に   
最強の日には

誰も私を
夢から起こせない

日常に起きるすべてが
嘘みたいに葬られて

私は夢から目覚めない

だれもかれもが魔法の産物で
そして私は気にしない

いいじゃ ....
雨なら外を見たくない
優しい人なら会いたくない

時に多すぎる感情を
いい香りの紅茶で飲み干して

心の中に吹く風は
ふうっと長い息にして吐く

なんでもない
なんでもないよ

 ....
お前はいいヤツだ

そう言おうとすると
熱いものが
こみあげてきて

とうとう
言葉には ならなかった

世界中に
大声で叫びたいのに

その言葉は
深く胸に還り

暖か ....
 
まとわりつく夏の汗

行水で流せば

あとはキンキンに冷やした至福の一杯




 
すいません
ご指摘の通り
私のホームページは
インターネット検索で
「宮沢賢治 詩」と
入れれば出て来ます

小説「カネの又三郎」では
宮沢賢治になりきって
世相を批判しています
 ....
地球温暖化は
九十年代で終わったのです
対策が打たれて
温暖化は停止したのです
それでも地球がおかしいのは
地球が人間を見放して
冷淡化しているからです
西瓜の産地が
北上していく

夏が通り過ぎるのを
毎年スーパーで見かける

多分、今年最後の
西瓜を食べながら
高校野球の
決勝を見ていた

季節というのは
うまく出来ていて
 ....
綴る 言葉は
うちなるもの

枠の無い無限の大地も
心には持てるものを

空でなく
海でなく
大地でなく

私は 貴方という
果てしない宇宙を

心に綴ってゆく  
送別会の帰りにみた満開の桜の樹をおぼえている
というよりそれしかおぼえていない
その日にぼくはケータイをなくした
いわゆる静かな生活がはじまった

目を覚ましてもとくにやることはなく ....
いろんな感覚が錆びて
緩やかに死んでく

街に出れば疲れて
ヤキがまわった、なんて
ぼんやり思う

頭に魔法の欠片が残ってて
誰かに秘密を教えたくなるが

その呪文はおそらく
言 ....
駅からアパートまで
の道すがら
晩ごはんの買い物して
ディスカウントを覗いて
そういえばストーブ
冬までには買わなくちゃ
1DKだから小さいので十分
って
気がつくと
また考えて ....
群竹を抜けてきた風が 木戸を開けた
重い飛行機雲は 丸い山をかすめてたなびく
TVでは 認知症の軍事評論家が勝手なことを喋り
狭い路地の向こうから 野菜売りの声が届く


ご先祖様 ....
君を守って
傷つく獣でありたい

愛されるかどうかなど
考えない獣でいたい

たまに毛並みをなでられ
一生愛を信じるような

たまに風に吹かれ
一生幸せ感じるような

自由で無 ....
――皿が割れた!
まわす皿はもうない
みんな落として割ってしまった
誰かのせいにしたくても
皿を落として割ったのは自分
落として割れたのは自分の皿
何事も寸分変わらない
仕方がなく
架 ....
目を閉じて思うことがある
ここから北に行けば行くほど咲ききれてない花もきっとまだなんてこと
僕はたばこを吸うから窓をほんの少し開けておく
信号待ちの先頭が流れ出したら
風たちは歌うように踊 ....
そんなきの陰で一冊になります胸のなかがわでつめたくなったはなしばかりがこごえる夏です足のはやい雨にたたられたあなたはそんなきの枝で私をひとつきに失礼する一ページ目に似ています背表紙から海猫のにおいがた .... アンテナの関係で
携帯会社を変えた 若者たち

ピッチを速めて 歩く内は
周りの音に 気づかない

だから 傷つくことばかりが上等ですと 呟いて
何時まででも 肩をイカラセ  ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
靡く風鈴のように美しく鳴くのは
蟋蟀でしょうか?
鈴虫でしょうか?
僕が知らない他の虫でしょうか?

雨上がりの朝は
木々を濡らす水の滴りと
小鳥の他愛ない会話と
秋の奏者達の ....
街でたまに
一匹狼に出会う

同じ匂いがして
話さなくても気に入る

媚びない
興味ない
けど楽しい

みたいな
なんともいえない魂の軽さがあって

そういうヤツらは
何の ....
夏好きの二人は
日が長くなっただけで嬉しくて

8月の終わりには毎年
嫌やなあ
寂しいなあって言い合う

馬鹿みたいに同じことの繰り返し

だけど大事なことだから二回言う

嫌な ....
お盆に
死んだ父のお膳を作ってると
嬉しそうに母が何度も言ってたけど
何度も言い過ぎてるうち
かぼちゃが焦げた
台所で小さな落胆の声が聞こえる

私は父の写真を見上げて
「なあ、かぼち ....
 
せみの大合唱

だるい

こんな日はお空にとけるねん



 
ひさしさんの自由詩おすすめリスト(122)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Fanfare_for_the_Common_Man- 藤原絵理 ...自由詩6*15-8-27
ノラ- ガト自由詩5*15-8-27
パンツの裂目- 花形新次自由詩215-8-26
入れ墨者- 花形新次自由詩115-8-26
秋色夜曲一_<虫の鳴く夜は>- 南無一自由詩515-8-26
大人の虫歯- 藤山 誠自由詩2*15-8-26
私に宿るもの- ガト自由詩4*15-8-26
Alchemist- ガト自由詩4*15-8-25
笑う街角- ガト自由詩17*15-8-25
告げない鳥- ガト自由詩3*15-8-25
一杯- 殿上 童自由詩15*15-8-24
宮沢賢治朗のホームページ- イオン自由詩3*15-8-23
地球冷淡化- イオン自由詩3*15-8-23
西瓜- ガト自由詩16*15-8-22
はじまりの書- ガト自由詩4*15-8-22
揺れやすいまち- 末下りょ ...自由詩6*15-8-21
Rusty- ガト自由詩9*15-8-21
おしまい- アンテ自由詩215-8-20
送り火- 藤原絵理 ...自由詩615-8-20
ネガイ- ガト自由詩13*15-8-20
皿まわし狂言地獄- ただのみ ...自由詩22*15-8-19
_- ズー自由詩3*15-8-19
_- ズー自由詩3*15-8-19
たっぷんタブレット- 藤鈴呼自由詩5*15-8-19
尊厳- たけし自由詩1115-8-19
ひぐらしよりせつない- 凍月自由詩4*15-8-18
- ガト自由詩8*15-8-18
夫婦- ガト自由詩12*15-8-17
かぼちゃ- ガト自由詩5*15-8-17
夏の日- 殿上 童自由詩10*15-8-17

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