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驚くべきことに土佐日記はおとこがおんなになっておとこのことばを使うしか日常の文学が書けなかったという困難を表している。日本語を使うときそんな歴史があったことを考えるといろんなことがみえてきそうだ。おと ....
抜き打ちに
昼が訪れて
僕は
誰にともなく
やあどうもというが
答えは空っぽの家に
自転車のブレーキの音が
キュウキー響くだけで
僕はためいきをひとつついた
昼はおとなしくしてい ....
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく
だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ
しはまいにち ....
鳥の死んだ目
亀の
平べったいの
動かない
体は来ない
のに心に来る
心が立ちすくむ
昔は
いきものが苦手だった
来るものの
怖さを
小さい僕は
よく知っていたのだろう
....
昼寝から目覚めるとぐるり真っ青になっていて
真っ青になっていてでんぐりがえった僕の眼球
眼球から涙は流れず一滴の血もこぼれない
かなしみ
僕は何しているんだろう?何もしていない僕のほころび ....
「森のゲリラ宮沢賢治」という本の中で、西成彦は、宮沢賢治の創作スタンスとして「注文」を受けると言う在り方が「キーワード」だと述べている。
前回、井上陽水の「ワカンナイ」でも、「雨ニモマケズ」の「心 ....
すてきな
漆塗りの木の椅子に
画廊で座る
ご主人は魔法使い
みたい
椅子はお尻の部分が
固い木で
柔らかい不思議
肩が凝りがちな僕
でも
背筋に
木の中を水が通るよう ....
なんでかな
夜の匂い
ひとが生きてて
家の明かりの中で
しゃべったり
だまったりしてる
感じが小さい頃
匂ってて
帰ったら僕は
ぼーっとしてた
こうもりもたくさん
飛んでたなあ
....
周りでみてるなんて残酷だけど
男が泣いてるんだベンチで
紺のスーツを着た
なぞ
日を浴びて
うららかな公園で
ずっとずっと
僕はためらいがちに
声をかけようと
するが
森の ....
麦朝夫さんという詩人のひとを
ぼくは知らなくて
知り合いのうちで読んで見つけて
なんだか
寂しく静かな思いがした。
それは、平日の昼間
なにもすることがなくて
近所の図書館に走り
空を ....
私が逃げ込んだ穴は
こんなところか
白い清潔な壁に
静かにリスト
うとうとしてる
聴覚だけ明確
口の中がねばねば
終わらねば
この待合室
終わりたい
この待合室
コー ....
冷たいこの星の上で
飛ぶ思いがある
短いことばのなかで
ひかる感情がある
たばこのように
もみけしてしまうは
もったいないけど
ホタルみたいに
くさむらの中に
消えてしまった
どんなに そっと
気配をとられないように
歩いても
足音がアチコチぴょんぽこ
飛んでいくんだ から
して
この角をまがると
その足音が
つぶてになって
あたるので あの木に
....
エズミさんの石川和広さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
土佐日記からおんなへ
-
石川和広
散文(批評 ...
11*
05-10-17
昼のあいさつ
-
石川和広
自由詩
8*
05-9-30
すべりおちていく
-
石川和広
未詩・独白
7*
05-9-11
こわくない
-
石川和広
自由詩
6*
05-8-13
青
-
石川和広
自由詩
8*
05-6-30
宮沢賢治メモ3—「答える」という在り方
-
石川和広
散文(批評 ...
8*
05-3-8
画廊で不思議
-
石川和広
自由詩
3*
04-12-21
帰り道
-
石川和広
自由詩
7*
04-10-20
踏み出す
-
石川和広
未詩・独白
4*
04-10-16
ことばの自転車が通り過ぎていく…麦朝夫さんの詩を紹介します
-
石川和広
散文(批評 ...
11*
04-10-3
ありふれたタブー
-
石川和広
自由詩
2*
04-9-29
例えばな事実
-
石川和広
自由詩
3*
04-9-23
おさんぽ
-
石川和広
自由詩
3*
04-8-15
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