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やや黄味を帯びつつ光る宝石が恋しい海を呼んでます、ほら
台風のあとの野原の美しさ触れればくずれ珠の水々
絹糸でつながれた白玉の一番端にわたしをくくる
宝石箱のいくつかはイミテーション ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ....
もうひとり私の中にいるやつが決まっておまえと呼ぶ近場から
もし薔薇に棘がなければ退屈だ死にそうなほどでないにはしても
おそらくは見えないだけで居るこども「ほら自動ドアちゃんと開いたよ」
....
枝から青くふくらんだ
健やかなる実をはずす
茶色いしみのようでいて
何かを主張している風の
そんな模様を持つ実は
捨てた
捨てたあと
なぜかもう一度この手に取り戻し
親指と人さし指 ....
願いが叶ったかどうか
わからないまま
一年が過ぎて
今年も七夕は雨だった
短冊を結んだ笹は
燃やされて
煙になる
煙になったあと
願いはどこへ行くのだろう
いくら目を凝ら ....
神様が作った骨の成り立ちを考えれば
猫背であることはとても自然な成り行きであるのだけど
猫背である自分をウインドウ越しにうっかり見てしまえば
あんまり素敵じゃなくて
ちょっとだけ無理をして背中 ....
冷たい窓ガラスに
一匹のヤモリがいた
わたしとヤモリは
互いの存在を
ほんの一瞬で認め合う
空気がほんの少しだけ
動いた気がした
目が合ったのだよ
確かに
あの時
人間と虫
....
{引用=お隣りさんから伸びている皐月の枝に腹を立てて
お父さん、チェーンソーで切ったのよ
根元から
}
母の愚痴のほぼ全ては父のことで占められているから
電話はいつも父への悪口で終わるの ....
空をゆく鳥が止まっているのじゃないかって
思う時
あるよね
そんな言葉で恋が始まることもある
わたしたちが本当に見ていたのは
鳥でも
雲でも
小刀のような銀の波濤でも
ウインドサー ....
ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする
日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています
砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて
夏になるほんの少 ....
空想と現実を行き来する
冷蔵庫を開けるまでは
卵は空想の産物であり
白い宇宙船であったりするけれど
取り出して目玉焼きを作る段になれば
さっそくそれはフライパンの{ルビ最中=さなか}で現 ....
たった三日でもわたしをあなたのテーブルに飾ってくれてありがとう
消毒臭くて清潔な水は、もちろん雨よりも美味しくはなかったけれど
あのまま樹にいたとしてもどのみち無残に滅びていく事にかわりない
....
レタスさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
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タイトル
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カテゴリ
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日付
真珠のうた
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そらの珊 ...
短歌
9*
15-8-22
夏休みの日記より。
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そらの珊 ...
自由詩
16*
15-8-14
炎天
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そらの珊 ...
自由詩
18
15-8-12
ブルームーンかと思ったら意外と普通に満月でした
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そらの珊 ...
短歌
11
15-7-31
キッチン
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そらの珊 ...
自由詩
17
15-7-18
短冊に書いた平和
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そらの珊 ...
自由詩
16+
15-7-8
猫背考
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そらの珊 ...
自由詩
19
15-7-4
跳躍
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
15-6-29
チェーンソー
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そらの珊 ...
自由詩
15*
15-6-24
由比ガ浜叙景
-
そらの珊 ...
自由詩
18
15-6-18
公園だより
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そらの珊 ...
短歌
13*
15-6-10
リエゾン
-
そらの珊 ...
自由詩
17*
15-5-22
修羅
-
そらの珊 ...
自由詩
18*
15-5-20
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