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信濃毎日新聞という故郷の新聞に、むかし、俳句を投稿していた時期がありました。何度も投稿したものの全部没で、一度も俳句欄に載ることはありませんでした。一度でも自分の書いた俳句が新聞に載っていたら、ど .... あなたが深く絶望するとき
世界は絶望するけれど
その世界はぼくの世界とは違うのだけれど
そのことでごめんなさいと思うのは
あなたの絶望の世界のなんだろう
ぼくは
まあこんな人間でやってきた ....
{引用=響きわたる
主語
空砲

フレーズは
野兎となり
雪原を転げてゆく

ナナカマド
直喩への赤い奉仕

雪駄の声に
あごを引く文節

風と橇
イタリック体

お ....
{引用=星々のように
ばらまかれた{ルビ言珠=ことだま}よ

おまえが
浮力を得た意味ならば
水底に沈む摩天楼は
凝固した
アニミズム

ひらがなの手は
さながら{ルビ薇=ぜんまい ....
{引用=原書で書かれた不幸は
砂丘に泳がせ
蜥蜴に
喰わせてしまえ

サボテンに結露した
ベドウィンの視力

一閃
エメラルドが
砂の海を疾っていく

あと幾つかの
適切な隕 ....
たくさんの目ざましい詩があり、たくさんの素晴らしい詩人もいて、たくさんドンドン凄いものが次から次へと…。

ぼくは、本当言うとすこしヤダなぁと思います。何故なら、自分がみっともなくみえるからです。 ....
「男の最期」

「砕けたガラスと現実はよく似ている…」、破片に映る空を動く雲がそう言った気がした。地に斃れた男の最期の思考はそのようなものだった。それは、まばゆくも暗くも無かった。ただ意識が遠のき ....
少し静かにしてくれないか
四角い箱に入っているんだから
この箱でしばらく外界をシャットアウトをする
まずは自分を守る
頼む
静かにしてくれ
なにもかもよく分かっている
よく分かってるから
こういう一つの思想がある

在るものはみなかいくぐり来、即今、そこここに顕現している

という思想である

砂粒一粒にも、数世代前の恒星系の残闕、それを成す要素の一々にも、億百の御霊の凋落 ....
{引用=「アルタイル(ひこ星)」

めをつむると
いたって
砂さばくです

ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}

眼には
さぼてんの花

{ルビ如何=いかん}
せん
いか ....
夕方のまちの紅葉が
きれいで
きれいで
どうしようもない

思い思いに家路を急ぐ人たち
帰ったらきっと
紅葉の話するんだろうな
日常の
何気ない一コマ
ああ
あんまり良いものは
 ....
{引用=三角形の底辺は
アオザイのくびれよりも
ずっとかなしい
ユーラシア大陸の階段を下ると
翡翠の渓谷がある

スパンコールの鱗を
女たちは
その鎖骨にきざみ
孤独など贅沢よとばか ....
 
  {引用=みずうみに
釣り糸をたらすと
うつくしい皺が外縁へむかい
逡巡をひろげていく

魚のいない惑星では
玻璃でできた液体はとてもあおい

水べの図書館の閉架には
魚偏で ....
どこか短気で
頭もバカだから
この何もかもに
たったの一言で以て始末をつけたいのだ
でも直感として分かっている
はなから
一言でつけられる始末じゃないってことは

でもなかなか
謙虚 ....
じゆうだなあ
白いなあ
なんでも書いていいんだなあ
むつかしいことも
おふざけも
純愛や青春や絶望も
宇宙人だって
なんでもここに書けるんだなあ
ポンコツなのでも
傑作でも
みーん ....
なんだか、時々、こういう風に思います。

現代詩フォーラムに毎日投稿される詩、それから過去ログの詩もですが、嫌な時もたまにはありますが、大体はそれらを一つ一つちゃんと読んでみたいなと思ったり。
 ....
ちょっとした聞き齧りの上前をはねたのが
鬱陶しく散らばっている

これじゃない
これじゃないんだと
さやぐ橅の大樹

やはり内発だよ
外圧とは
内発のはねっかりさ
どっちつかずの
 ....
目をつむると
疲れた子のように 眠ってしまった
コオロギの子守唄が
じつは 守ってくれていた

目を開けると まだ生きていて
うれしくって
だから 全部
水に流せる 気が ....
人生最悪の今

それが今
この今

これ以上ないかというほどに
悪い今

この今も
すぎてゆき過去となる

最悪は続かない
続けない

事態はどんどん変わっている
気付か ....
りゅうさんさんの道草次郎さんおすすめリスト(49)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俳句の良さについて- 道草次郎散文(批評 ...6*21-1-28
水は流れるところへ流れる- 道草次郎自由詩7*21-1-20
氷海と成語- 道草次郎自由詩3*21-1-12
言の雫- 道草次郎自由詩2*21-1-3
砂漠とクレーター- 道草次郎自由詩1*20-12-21
最近どうも- 道草次郎散文(批評 ...420-12-10
_光の言葉、水の言葉、石の言葉- 道草次郎自由詩320-12-7
ときには- 道草次郎自由詩120-11-29
在る- 道草次郎自由詩420-11-13
『冬の星座』のために- 道草次郎自由詩420-11-10
紅葉がきれいでどうしようもない- 道草次郎自由詩320-11-5
ベトナム幻想- 道草次郎自由詩3*20-11-4
幻想と歴史- 道草次郎自由詩13*20-10-27
これでも詩だってのか?- 道草次郎自由詩3*20-10-13
白い畑- 道草次郎自由詩5*20-10-1
詩を読むこと- 道草次郎散文(批評 ...8*20-9-24
最後の砦としてパチンコ- 道草次郎自由詩1*20-9-14
眠り- 道草次郎自由詩5*20-8-16
ひかりを見出したいです- 道草次郎自由詩220-7-1

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