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大の字になって
仰向けになって
なにもかもから
解放されるって
そんな気分を
味わいたいと
そうは思って
でもなかなか
できやしない
そんなことを
そう簡単には
できやしない
....
あの日の後悔なんて
とおに忘れた
そんな風に振る舞わなければ
生きていけない
言わなきゃよかった
一言だけれど
言わなかったらきっと
いまの自分じゃなかった
悪いところも
い ....
始めたい
冷やし中華を
この暑さの中
よく冷えた黄色い麺を
ツルッといただきたい
よく冷えたハムとキュウリと
生暖かい錦糸玉子を
口の中に含んで
甘酸っぱい汁で喉を潤して
まずはそれ ....
風が孕む雨の香り
泣き出しそうなそれが充満して
それでも太陽が顔を出す
光に溢れても
雨を含んだ風は舞う
どこを目指すでもなく
ただ流れているようで
ときに強く
ときに弱く
誰かの髪 ....
逃れることのできない
煩わしさなど
忘れてしまえばいい
ほんの束の間でも
忘れたふりをする
それだけでもいい
そうでもしなければ
やっていけないから
愛想笑いまでは
しなくていいから ....
金曜の夜には
花を買って来て
ほんの数本でいいけれど
いまの季節だったらそうね
ミモザだとなおのこと嬉しいかな
ワインもスイーツもいらないし
おめかしもしなくていいけれど
一人が嫌なんじ ....
空が青い
空気は冷たいけれど
雲が見当たらない
軒下に張り巡らされた蜘蛛の巣が廃れて
時間の経過どころか
時代さえ感じる
思い知らされる
ときは過ぎゆくことを
風が吹いても
景色 ....
創作活動に勤しんでいるのは
気持ちが迸るからなんて
そんな格好を付けたことを
言ってはみたいものだけれど
本当のところはそうでもなくて
ただなにもすることがないから
とは言わないけれども
....
ふうと息をつく
青空の下
草むらの上
砂の城を向こうに
ため息ではなく
影を探す
動き出しそうな遊具が
無表情に輝く
土曜日の朝が終わる
果てしない切なさが広がる
救われることのないこの気持は
やるせなさに変わる
消えてなくなりたい
そんな風にさえ思う
ときに見失う
自分が欲しいもの
ときに忘れる
人の優しさ ....
ただこのまま漂っていたい
海の上を流されていたい
水面に背中を浮かべて
空を眺めているから
波が流してくれたら
それでいい
雨に打たれても
風に吹かれても
強い陽射しを浴びせられようと ....
りゅうさんさんの坂本瞳子さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
とどのつまり
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坂本瞳子
自由詩
2*
23-5-17
あぁ、あぁ、もう
-
坂本瞳子
自由詩
2*
22-7-1
始めたか
-
坂本瞳子
自由詩
4*
22-5-30
しあわせ
-
坂本瞳子
自由詩
2*
22-4-16
そこにいるのならば
-
坂本瞳子
自由詩
2*
22-3-13
わがままかしら
-
坂本瞳子
自由詩
3*
22-3-4
それはとても不確かな
-
坂本瞳子
自由詩
3*
22-2-18
本音かなぁ
-
坂本瞳子
自由詩
2*
22-1-18
公園の風景
-
坂本瞳子
自由詩
6
21-9-25
絶望の淵に
-
坂本瞳子
自由詩
4*
18-3-11
漂流
-
坂本瞳子
自由詩
1*
16-12-6
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