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濃紺のとおいとおい沖
そこだけ白く光る帆
透いた筏の上に
栞が挟まっている
厚い無地の記憶に
プレスされた 絵はわたし
どんなにのぞんでも
やさしい明け方の帯は
沖へと踊らされる
....
流氷の底につながってる
ぶらっくほおるの隅っこに
ちょこんと震えながら
持っていたのは
青一色の地図
そういやいつから
陸も山も
ひとも消えて
感情だけあふれるようになった ....
地上の夜がすぎさって
ぼくはずっと散歩してた
ように思う
すべては 夜の中
さびしいひと
無理でもげんきになって
また、体を出しにいく
夜の中で
あすになるまで待ってら ....
ありがとうを封印してた、
こわさに飲みこまれて
いなくなるばかり考えて
からまったトンネルに吸い込まれていく
からまったとんねるにすいこまれていく
先の細いトンネル
出口までは ....