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1
冷えた容器を手に リビングへ行くと
あなたは爪を切っている
手がふさがっているので
スプーンですくったむきピース
口に入れてあげる
一昨日とった出汁に
気持ち良さそうに浸かっ ....
目の痒み 天に蔓延(はびこ)る春霞
イヤイヤ 踊り
ヒソヒソ 話し
ハラハラ 散るらむ
花びらたちは地面に広がり、お喋りを始めている。人間達にジロジロ見られるのも、愛想笑いをするのも、 ....
σ
花開き遠く煙りて 桃色の雲と見紛う春霞かな
σ σ
色黒だって匂いだけでつられてく 花の香りを打ち消しながら
σ σ σ
花見酒 宴たけなわで切ったもの 仕舞い ....
(虹が丘はなんで虹なんだろう?
(おじいちゃんに聞いてみなくっちゃ
今日も虹が丘に行くよ
ちいちゃんと早く遊びたい
そしてあの
キラキラ虹のように光って
なめると夢のように甘くて
....
キリ/サク 無気力な朔月
キリ/サク 伐り株に咲く
キリ/サク 錐を交錯させ
キリ/サク 切り傷を裂く
ひとりきりの桜 キリ/サク
葦切が作曲する キリ/サク
麒麟の策略から キリ/サ ....
ぶどう酒の紫を薄めた色水で、水彩画の恋を。
あなたの隣で咲き続けたかった花、
グロキシニア。
艶やかに、しかし慎ましやかに、
絶やさなかった微笑み。
逃れたくて、
刻まれたものから ....
リングが落ちていた、眩しい雨上がり。慌てん坊さんは何処?
渾天(そら)から
天使(エンゼル)の
立琴(リイル)
光輪(降臨)
掌(たなうら)に
馨り(パルファン)の
香 ....
二杯目の生卵入りビタミン飲料を作ろうとしていた祖父は
祖母に見つかり
一日一杯とお医者さんに言われているでしょう とたしなめられていた
平和とは何かしら
終戦直後に生まれた母は
街に ....
色を失った街では 時が止まっている
汚染物が詰まる 丸い仮の宿も灰色
谷間に堆く積まれ
沈黙。焼かれる順番を待ちながら、
細胞のように艶やかに光りながら。
−−貝たちは飲み込む泥が核の光 ....
CGのようなテレビ映像に愕然となったあの日の
次の日
お店にまだ生ホタテはあった
その次の日
お店にまだ吉次はあった
その次の次の日
お店にまだ生わかめはあった
その次の次の次の日
お ....
太陽の塔を 見に行きたかったの
今を表す丸い顔の
真ん中の大きな鼻を 見上げたの
真横から カーブした刃物が突き刺さって
貫通して 痛そうなしかめつらで
そして体のなかにも 無数の生命の ....
笑い転げた
ふたりきりのドームで
如月最後の雨のなか
傘のなか
古ぼけたルノー
牛久のロングブラック
夢乗せたバンの500%の駆動は
5年経ち
とうとう銀河鉄道の軌道に乗った
遠く手を振る私に
ホゼさんはピンクの宇宙ステーションで
星屑を煎ってい ....
大王の庭の千年実のカカオを使って、美ら海の風薫るサトウキビの黒糖を溶かして、天使の涙を一雫。ペンギンが滑り台した氷山から作ったパウダーシュガーをかけたマウント・ショコラ
(大口を開けて
歯を ....
紫煙を燻らす人が美しいのは
呑み込んだ
言葉にできない想いや
ぐっとこらえた言葉を
煙まじりに
昇華させて
弔って
その煙は
....
黒木アンさんのとよよんさんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ラブ&ピース
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とよよん
自由詩
9*
15-4-14
散桜
-
とよよん
自由詩
6*
15-4-12
タンカ詩「サクラ」
-
とよよん
自由詩
4*
15-4-1
虹が丘のひみつ(続_チョコチップクッキーは大切なお友達に)
-
とよよん
自由詩
5*
15-4-1
お題「キリ/サク」(即興ゴルコンダ(仮)投稿作)
-
とよよん
自由詩
4*
15-3-26
グロパンジュ
-
とよよん
自由詩
4*
15-3-7
エンゼルの香水瓶
-
とよよん
自由詩
4*
15-3-2
祖父の水筒
-
とよよん
自由詩
7*
15-2-26
焼き魚
-
とよよん
自由詩
2*
15-2-26
お店のわかめは
-
とよよん
自由詩
1*
15-2-26
薄暮の塔
-
とよよん
自由詩
2*
15-2-24
相合傘
-
とよよん
自由詩
3*
15-2-24
流星5光年
-
とよよん
自由詩
5*
15-2-13
バレンタインpoem
-
とよよん
自由詩
7*
15-2-12
タバコ
-
とよよん
自由詩
8*
15-1-8
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