フリードリヒが見ていた
あの十字架

雲海に聳える
孤独な十字架

廃墟で傾く
あの十字架

運命はいつも
フリードリヒの絵の中に

同じ十字架を見つめて
同じ背中を見つめて ....
いつも、そこに
風が
吹いています

お聞き 
風の声を
やさしく 耳を くすぐる 風の
ささやき

忘れないで
今日という日を
このありふれた一日が
どんなに たいせつな ....
みんなおんなじ人間だ
といってみたり

おなじ人間なんていないんだよ
なんていってみたり

結局どうしたいんだよ

わからないことって
なんでこんなにこわいんだろうね

咲いてい ....
中学生になってはじめて学校へ行った日
いくつかの坂道を登り下りし
いくつかの集落を抜けてたどり着く

坂道は辛かったが 
ところどころに桜が花をつけていて
気分は悪くなかった

集落は ....
車窓に映る自分を眺める
このスーツを着た疲れきった青年は何者だろう
いや、何者でもない、ただの「夜」だ
何者かでありたいようだが
何者になりたいかも分からず
ただ何者? という問 ....
風吹き抜ける丘のうえ
祈りを捧げる家が建つ
人の無力の絶望に
抗う祈りのうたう声
潮風のつぶに紛れつつ
砂の浜辺に隠れては
いつか亀の背に乗って
海の彼方のその彼方
祈りはどこに届くか ....
違法駐輪されている自転車が
綺麗に並べられている
学校へ向かう途中で買ったパンとコーヒーは
一限による眠気防止のため
イヤホンからは陽気な曲が流れ始めた

友達と交わす会話はほとんどが好き ....
街灯が揺れる黒い水面
何を湛えて波とする
心の臓と共に時が動く

溢れてくる記憶を掻き乱す

今日も1人、2人と消えていく街

このゲームは切っても切れない鎖と痛みが

街に出れば吸い込む汚れた空気

「君は病んだ若者の代 ....
燃えるゴミ火曜日だよと言ったのにやけに激しい風が吹いてる 剣の誘惑
背高泡立草
初夏の日差し
背中で受け
一本道を歩く
みんな勇者だった
持たざる者なんていないのだから
仲間と一緒に
緑も濃ゆく
溢れ生い茂る全て
わたしのしらないところで
花は咲き
花は枯れ
窓の外を見る
自転車が通り過ぎ
その瞬間
焼き付けられた横顔を背景に
絵はがきが届く

宛名はわたしのしらない名前
 ....
                  150516


おはようございます! みなさま♪
何十年ぶりにお会いするのでしょうか
気の早い方は、もうお亡くなりになったりして
馬齢を重ねただけの先 ....
あなたは私の落書きを書いた
とは言った

だがそこに書いてあるのは
あなたと私の相合い傘だった

一生あなたにニヤニヤさせてもらおうと思った
私は詩を書いているのではありません。あなたが読むまで詩ではないのです。風が吹いた。花が揺れた。
そんなことは詩ではないのです。あなたが読んだものだけが詩なのです。詩は日常にありません。日常に詩がある ....
ねえ

もう

みんな
お友だちで、いい?
大事な大事な

そろそろ

わからなく
なりそうだから
なんとしも僕は世界を牛耳る
これが世界なんだと実感する
僕は僕を
世界と僕を
僕の世界を
世界とは地球ではない
僕の世界が
この世界
どこへいってもある世界
どこか他にありはしない
 ....
夕暮れを見ていた
私に何も思うことは無い
マンションの上に沈んでいった夕暮れ
私は近所の通い慣れた道を歩いていた

久しぶりに見た 夕暮れ
そして 明るすぎる 街並み
子どもの笑顔が ....
勇者にはなれず歴史の教科書に悪魔を倒すペラペラ漫画 そんなにもわかりやすく
堕ちてしまうものなのか
恋に
怠惰にと

君たちにとっては
限りなく広いであろう
その世界で出会った
隣人に
誘惑に

今こうして
目を丸くしているくせ ....
祖母のつくったまめごはん
白いごはんのなかに
緑のまめがぽつぽつ
家族はあまりすきじゃないけど
だまってたべる

白いおちゃわんに
緑のまめがぽつり
おばあちゃんもぽつり
すきじゃな ....
市ケ谷のバルコニーで待ってて
あなたたちが立ち上がるのを見たいの
そして腹切り

右手に自動小銃
左手には手榴弾
竹島に乗り込む
あなたたちに期待している

馬鹿ね、止めても無駄よ
 ....
  硬い建物は
  不躾な質問に似ている


  夏の朝、
  青い樹がそよぎ
  世界から こぼれ落ちそうになると
  わたしは動けなくなるのだ
  かつては二つ並んでいたが ....
スマホとCDラジカセに起こされ、
抗欝剤でねじを巻き、
歯磨きもそこそこにクルマに滑り込み、dark grayの渋滞にやきもきする。

脳のバグで不安が高まると、
安定剤でerrorを回避し ....
健康の為なら死んでもいい
魅力の為なら無様でもいい
魔力の為なら孤独でもいい
毛布の中に丸まって
時間だけが過ぎていく
閉じた瞼の奥の方
意識だけが冴えわたる

アルコールが足りないぜ
クスリを持ってこい
出来損ないのデイトリッパー
今日も今日とて逃避行

 ....
いいことがあるかもしれない
今日に想う

丁寧に話しかけたあなたが
丁寧にこたえてくれた

なにかできるかもしれない
深呼吸してグーパー
わたしのこのてで
世界を嗅いで生きる方法もあるよって、シロ君が教えてくれた

ジャンケンは67%負けないって言うけど、67%勝てないんだって
だけど、それでも、勝ち負けついちゃう世界だから、ポン、と出されたその手 ....
春。白い陽が田んぼを巡る
  水を濁らす影の下を
  小さな蛇が逃げる

夏。雑草が炎のように燃え上がる
  草草を分けてゆく胸のあたり
  葉先より高く虫が跳ねる

秋。抜き取られた ....
人間の体は労働により徐々に疲労していき
ある真夜中に一つの硬い器となる
器は木ずれの音も雷光もなにもかも呼び寄せて
きれいにその中に収めてしまう
疲労というこの硬い器には
幾つも ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フリードリヒの十字架- 花咲風太 ...自由詩315-5-19
いつも、そこに_風が・・。- 南無一自由詩115-5-19
紫の花- 朧月自由詩415-5-19
戦慄- イナエ自由詩12*15-5-19
雨の夜- 葉leaf自由詩415-5-19
祈りの家- 花咲風太 ...自由詩215-5-19
昼下がりの大学生- 北橋勇輝自由詩115-5-19
波をつくる- はて自由詩115-5-19
チェインとペイン- KIZ<キジ ...自由詩215-5-19
燃えるゴミ火曜日だよと言ったのにやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌215-5-18
少年時代- 秋也自由詩115-5-18
まだ決まってない- knit自由詩515-5-18
グッドモーニング_トゥー_オール- あおば自由詩8*15-5-18
にやにや- 一 二自由詩415-5-18
巨大な比喩- 左屋百色自由詩10+15-5-18
時間- 中原純乃自由詩2*15-5-18
憂慮世界。- nanase77自由詩115-5-18
日曜日の魚たち- 番田 自由詩415-5-18
勇者にはなれず歴史の教科書に悪魔を倒すペラペラ漫画- 北大路京 ...短歌315-5-17
膨張か収縮か- 森川美咲自由詩5*15-5-17
ぽつりまめ- 朧月自由詩515-5-17
市ケ谷のバルコニー- 花形新次自由詩115-5-17
不躾な建物- 草野春心自由詩515-5-17
disconnect_from_the_network- じぇいぞ ...自由詩215-5-17
日本レコード代償- イオン自由詩3+*15-5-17
デイトリッパー- 捨我自由詩115-5-17
今日をつくる手- 朧月自由詩315-5-17
シロ君- クローバ ...自由詩4*15-5-17
とおくなる- オイタル自由詩7*15-5-17
- 葉leaf自由詩215-5-17

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