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お布団の中、あと一分、、三分、、、

起きた後の喧騒と引き替えにしたってかまいやしない

冬のまどろみは 快楽だ



 
{引用=
悲しみまでも
どこかよそよそしく
荒ぶ冬の
窓際に飾った
クロッカスに宿る
想いを晒すように
萎れた花弁を千切るとき
浮かんでくるのは
たった五文字の
届かなかった言葉さ ....
畑の隅に雨水を溜めている
ラムネ色した
プラスチック製の風呂桶

畑では老いた夫婦が
腰をかがめて手入れをしている
昔はその
小さなラムネ色の風呂桶に
家族で皆身体を丸めて
入ってい ....
昔々…伯父さんの家に遊びにいくといつも、畳の
部屋に這いつくばって、すりすりすり…と無我の
境地の音を立て、何者かが憑り依った後ろ姿で、
すりすり…と和紙を摩る毎に段々…深みある旅人
の自画像 ....
      ゆきのひつじが  
      はらはらと 
      いっぴき、にひき
      ねむれぬよるに
      ふりつもる
      はるをまって
      ....
「非常ベルが鳴らしてみたかった」と、
その男の子は 泣きながら
お巡りさんに謝っていた


毎朝電車は ラッシュを呑み込むと 靴の群れを吐き出す
腕時計の長針先より 先にスマホ
 ....
鶴は千年亀は万年と申しますが、その寿命を
この目でしかと見たというご仁はおられます
まい。それでもなにかにつけ千年万年と口に
したがるのは世の常人の常。これも永遠なる
ものへの憧れでございまし ....
天が地を柔和に踏みつけると
アラユル路が神経回路としての機能を失った
メケ 限りない劣情に踊る旗
標識たちは無言で主張するそれは真っ当なことだろう
生きている人にとって生きていると言うことぐら ....
      毎朝冷たい風に吹かれながら
      洗濯物を干すその手は
      ひどくかさつき荒れていた
      誰よりも早く起き
      米を研ぎ、味噌汁をつく ....
     家が死んだ
     広い庭に大きな木のある
     昔ながらの家だった
     縁側のあった家は壊され
     大きな木はどこかへ運ばれた
     乾かす洗濯物も ....
庭のすみで箱を見つけた

その箱の中に庭をつくった

その庭のすみに箱を置いた

その箱の中に庭をつくった

その庭の中で

ぼくとあなたが暮らした

おだやかな日差しを浴びな ....
雨に濡れた砂浜にビニール袋を敷いて

途切れなく続く紫の波濤を眺めていると

運動場の端にある雲梯の下で出会った

一匹のコガネムシのことを思い出した

あの頃の私は手に取るように虫の ....
{引用=
沢山の色彩に溺れて、姿を見失ってしまった。少女の髪には、虹色のリボンがたなびいていた。(嘘でも好きな色を選べばよかった)と、はにかんで笑った。何と言ってあげればよかったのだろう。
誰 ....
三種のサラダが詰まった徳用パックのフタを
開け左手に持ったあまおう苺ジャムが挟まる
シフォンケーキサンドを齧ると同時に右手は
牛乳をたっぷり注いだコーヒーのカップ握り
しめているのに目線ならば ....
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら目を凝らしてみたって
ぼくらはたったひとりなのだ
恥も外聞も捨ててしまおうよ
ぼくらはたったひとりなのだ
いくら耳を澄ませてみたって
ぼくらはたったひとり ....
星の出す答えを
ノートに書き写す
生徒たちは
みな遠くの空を見上げ
道に躓いては
ばつが悪そうに笑う

天体模型を並べ
地球と金星の自転の
逆さまに引かれ合う
それを恋物語と読 ....
     薄暗い台所で
     小さなボールを抱え
     温めた牛乳を昔ながらの泡立て器で
     けんめいに泡立てる
     しゅんしゅんしゅんと薬缶が
     今にも ....
誰もがあなたを甘やかすから
気づけばすっかりぜい肉がつき
顔の周りの
柔らかな毛をつまんでみる
味気ないドッグフードだけ食べて
長く生きるのと
体には良くないけれど
美味しいものを食べて ....
素直になろう

ぼくは素直になろう

生きることに謙虚になろう

どんなさみしさも受け入れよう

日々の暮らしに誠意を持とう

やさしい歌に聴き入ろう

きれいな人を好 ....
そのかなしみを

べつに

かなしまなくてもいいんだよ


そのくるしみを

むりに

くるしまなくてもいいんだよ


そのよろこびを

いちいち

よろこ ....
枯草が、湿り気を帯び、奪われた割れる音、
だけが取り残されたように、
平野で歌う、小鳥たちの嘴が、微かに、発泡して、

杖の、一振りで、凪いでいく、象は、
地平線に帰り、月の粉末は、その跡に ....
天地は混じり合い
混沌に帰る
始まりの神話が終わり
終わりの神話が始まる
地平の果てまで行こうよ
悲しみの無い場所を目指して

愛しい大地に残された
深い太刀傷の跡を
洗い流 ....
一生続くであろう闇に光を照らしてあげたいのだけれど
照らしてあげたいのだけれど
アンパンを作るにも餡がないし
カレーパンを作るにもカレーがないし
そもそも小麦粉がないし
パンを欲しがってるか ....
もったいない と

みっともない が

朝から口論している

板挟みのわたし

ポカンとしたくつ下



    《時間がないのに:2015年1月10日》
三点倒立精神統一
一回転せよ空色マット
二言目には臍を見ろなんて
四角四面な捕らえ型です
六画で争う互角な闘い
五年一組赤組大将
八方美人な副将従え
七転八倒だるまの如し
九死に一生得 ....
【大草原の星の王子様】



いつしか はだかになれない自負が
少年を呼び寄せたのだろうか
ひつじの絵を書いてと言われて
ツノを書いてしまった

ダメじゃんぼくの星で おじさんの思い ....
川を越え海を越えた向こう岸へなど
渡ることは考えもしないけれど
対岸に上がった火の手を見付けて
騒いでいる  
  ディスプレイの中で
  銃を構えてうろつく男を眺め
  騒いでいる
 ....
グラスをのせるコースターの上で
ハネ蟻がバレエを踊っている
勢いよく足を屈伸させ
股を180度に開脚させる

そして一回転半

せまい舞台とはいえども
どこまでも彼女は ....
ほどよく乾いた小枝や
抜け落ちた羽根や
通り過ぎていった月日の
さまざまを
ちりばめておく
もうそこは
きみのねぐら以外のナニモノでもない

広い宇宙のなかで
ただひとつだけ
選ん ....
ひつじがいっぴき
ひつじがにひき
ゆったんという名の
ひつじの湯たんぽを抱いて寝る
そのひつじを見失ってしまえば夢の国
いつしか踏み迷ってしまう
いつもの道がある

川原のようで ....
とよよんさんの自由詩おすすめリスト(160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まどろみ- 殿上 童自由詩20*15-1-26
perdendosi- 衣 ミコ自由詩4*15-1-25
畑と風呂桶- 灰泥軽茶自由詩1015-1-25
版画人生- 服部 剛自由詩415-1-25
ゆきひつじ- 石田とわ自由詩13*15-1-23
麻痺する指先- 為平 澪自由詩11*15-1-23
千年樹/即興ゴルコンダ(仮)投稿.7- こうだた ...自由詩4*15-1-23
メケ- ただのみ ...自由詩12*15-1-21
紡ぐ日々- 石田とわ自由詩17*15-1-20
ひとり陽だまり- 石田とわ自由詩10*15-1-20
箱庭- 青井自由詩315-1-18
コガネムシ- mizunomadoka自由詩915-1-18
虹色リボン- 衣 ミコ自由詩4*15-1-18
せわしなく掻き出す前足が穴をどんどん深くしていく/即興ゴルコ ...- こうだた ...自由詩3*15-1-16
ぼくらは- 青井自由詩4+15-1-16
mythos- 衣 ミコ自由詩6*15-1-16
茜の記憶- 石田とわ自由詩11*15-1-14
犬と鳥と猫と- そらの珊 ...自由詩12*15-1-13
素直- 青井自由詩315-1-13
こころ- 青井自由詩515-1-12
Clock:- 竹森自由詩515-1-12
United_Arrows- 衣 ミコ自由詩5*15-1-11
光を照らしてあげたいのだけれど- 北大路京 ...自由詩7*15-1-11
時間がないのに- ただのみ ...自由詩19*15-1-10
そして、みんな逆立ちしている/即興ゴルコンダ(仮)時間外.3- こうだた ...自由詩6*15-1-9
大草原の星の王子様- るるりら自由詩1515-1-9
対岸にいて- イナエ自由詩10*15-1-9
ハネ蟻のダンス- オダ カ ...自由詩5*15-1-8
おかえりなさい- そらの珊 ...自由詩22*15-1-8
今年もおみくじは吉だけど- yo-yo自由詩9*15-1-8

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