すべてのおすすめ
突き抜けるような
青い空に
純白の雲
雲の向こう側に
なにが蠢いているのか
誰も知らない
青い空
白い雲
果てしない孤独
ああ、今宵は
下弦の月の舟に乗り
黒い夜空に漕ぎ出そう
眼下に見えるは
{ルビ玩具=おもちゃ}のよう
昼の{ルビ日中=ひなか}の
よしなしごとは
ちっぽけな屋根の下に
まるめて
仕舞 ....
うずうずする
{ルビ瘡蓋=かさぶた}を引っ掻いたら
僕の中から
僕の中身が滲み出た
あぶないあぶない
こんなどす黒いものは
絆創膏で塞ぐに限る
乾いてくれば痒くなり
ついなんどでも剥が ....
心の寒さを
まるめて吐いた
白い吐息
屋根の上
冬空浮かぶ
溜め息の群れ
街をゆき交う
俯く人影
北風吹き荒れ
立ち止まる
やがて粉雪舞い落ちる
手のひらに降る
粉雪が降る
....
つのる想い
枯れ葉落ちて
積もる舗道
落ち葉踏みて
音は乾き
騒ぐ心
音に紛れ
心隠す
つのる想い
今日も明日も
幾度掃けど
積もる落ち葉
....
いつの日も
いつの日も
空しい穴を掘っています
雨ざむざむと降り続き
穴に雨水溜まります
泥も崩れて流れ込み
空しい穴は埋まります
僕のからだも埋もれます
どうしようもなく退屈で
僕 ....
空き缶が転がっています
運命に転がされ
気紛れに蹴飛ばされ
道ゆく車に轢かれています
元の色は剥げてしまい
誰だかわからないことでしょう
何処にいきたいとか
....
北井戸 あや子さんの花咲風太郎さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
青い空、白い雲
-
花咲風太 ...
自由詩
7
15-3-2
下弦の月
-
花咲風太 ...
自由詩
6
15-1-26
瘡蓋
-
花咲風太 ...
自由詩
5
15-1-19
冬空
-
花咲風太 ...
自由詩
5
15-1-7
秋の終わり
-
花咲風太 ...
自由詩
6
14-12-2
穴掘り
-
花咲風太 ...
自由詩
4
14-11-26
空き缶
-
花咲風太 ...
自由詩
5
14-10-9
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する