すべてのおすすめ
神様、信仰、使い捨て、
宗教、今日はここまで、時間切れ
連絡帳に赤く書かれた文字、破り捨ての日々、それはゴミ
見せ掛けの上っ面、切っても切れぬ化けの皮、悪徳に目眩
茨の冠、取りたての心臓、動脈 ....
街灯はひとりぼっちで
ぼんやりと俯いている
その下で僕もまた
俯いて本を読んでいる
街灯に寄り掛かって
時々落ちてくる
蛍光灯の燃える音を
悴むこころで捕まえる
白く息をひとつついて
 ....
こころには
触れる事は叶わない
ぼんやりと紺碧に浮かぶ
あの星明かりが
じんわりと
白けゆく空へ
輪郭を溶かしていくように
ごく当たり前に
こころはきっと
触れられる事を拒むだろう
 ....
おはよう、と世界に挨拶をする
夜を朝が塗り替えている隙に
おはよう、と
返事が無いのは忙しいから
コンクリートを蹴り出す
未明の刹那
口角を歪ませる
少年は裸足のまま
ぶち撒けた
そ ....
冷え切った指を折り数える

何年経ってしまったのだろう

震えてしまうほどあたたかな

思い出は両手からこぼれていく

冬枯れに弱く浮かぶあの星へ

巡り会える所まで

あと幾 ....
紫がかった白い花を幾つか摘んで

古い白い穴のあいた小舟に乗る

湖へゆっくりと漕ぎ出しながら

細切れにした思い出は通った道に浮かべてある

穴のあいたこの舟はちょうど湖の真ん中で沈 ....
花咲風太郎さんの北井戸 あや子さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
球体のゴミ箱- 北井戸 ...自由詩214-12-27
街灯夜想- 北井戸 ...自由詩614-12-26
夜の岸- 北井戸 ...自由詩3*14-12-15
挨拶- 北井戸 ...自由詩214-12-11
冬枯れ- 北井戸 ...自由詩314-12-9
そこにある町- 北井戸 ...自由詩6*14-12-9

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する